【事業報告書】

 

団体名

 

 

市川ジュニアBリーグ

 

事業の名称

 

 

小学校低学年児童を対象とした野球ゲームの開催事業

 

 

事業内容

 

・目的

 少年野球は子供たちの心身の発達に大変有効です。仲間と共に試合を楽しむことは連帯感を育みます。このことは子供たちの野球の技術向上や身体の成長のみらなず、心の成長にも寄与するところ大であります。しかしながら、小学4年生以下の児童には試合の機会があまり多く与えられません。4年生以下の児童を主人公とするリーグ戦および大会を開催することにより、青少年の健全育成に寄与します。

 

・経過

3月 チーム登録(35チーム約500名の選手)

4月 開会式、リーグ戦53試合

5月 リーグ戦27試合

6月 リーグ戦37試合、井戸設置他工事

7月 リーグ戦28試合

9月 リーグ戦28試合、ベルカップ監督会議

10月 リーグ戦12試合、ベルカップ20試合

11月 ベルカップ40試合、閉会式、

    平成17年度市川ジュニアBリーグ活動報告書作成

 

 

事業結果

・成果

 一番の成果は、子供たちの心身の成長に大きく寄与したことです。

保護者や子供たちの書いた作文やコメント(活動報告書に掲載)が市川ジュニアBリーグに寄せられました。それを読むと、子供たちは野球の試合を楽しみにしていて、試合を目標にして一生懸命に練習に取り組む姿がありました。子供たちは身体を動かすことの楽しさを知り、自然に体力が鍛えられました。朝早起が出来るようになり規則正しい生活も出来るようになったそうです。元気よく挨拶し、礼儀正しく行動できるようにもなったそうです。野球を通して目標を持って練習することの大切さを知り、野球以外のことでも頑張るようになりました。そのように努力を継続することの大切さ、達成感の清清しさ、チームの仲間への思い遣り、時には精一杯の努力にもかかわらず敗れて悔し泣きしたことなど、少年期の心を豊かに育てる多くの経験を通して精神的に成長した状況が語られていました。そして将来の夢も語られていました。

二番目の成果は、少年野球に関わり市川ジュニアBリーグに参加した大人たちも多くの感動を得たということです。家族の絆が深まったことも聞きます。ボランティア活動を体験できたことも貴重だったと聞きます。市川ジュニアBリーグの試合を観戦することにより、父母が我が子と一緒に過ごす時間が増え、親子の会話も多くなり家族の関係が充実してきたそうです。野球が好きでひたむきに努力している我が子が、母の目にとても生き生きして見えたと語られていましたが、多くの方が親子で感動を共有できる幸せを味わっていることが分かりました。また、柏井球場の井戸工事に参加した父親たちは、子供たちのためのグランド作りに無償の汗を流すという貴重な経験をして、多くの地域の人々と知り合うことができたそうです。そしてボランティア活動に遣り甲斐を感じたと強く語っていました。

三番目の成果は、1%支援制度の半額を投じた「井戸工事」により、カラカラに乾燥し土埃の舞うグランドが潤い豊かな状態に維持できるようになりました。子供たちが快適に野球を楽しみ、その過程で逞しく健康に成長して行く柏井球場はとても大切な場所です。ある母親は「柏井で試合をしている子供たちは、自然の中で、緑の中で、風を感じながら、試合に出ている子もベンチで応援している子も輝いた表情をしています。」と話しています。子供たちの野球場が減少して行く昨今、柏井球場の井戸はグランドに潤いを与えてくれただけでなく、市民にとって自然豊かな憩いの場所として柏井球場を大切に維持しようという心を人々に芽吹かせてくれたと思います。

 

・課題

本年度は初めての1%支援制度への団体登録であり、市民の皆さんへの事業説明が不十分であったと思います。市川ジュニアBリーグは単に少年野球の試合を組むだけの団体と思われがちですが、実際はグランドの整備、駐車場の整備、ベースや白線用石灰の準備、バックネット及び防球ネットの整備、草刈、除草、ベンチの補修、スコアボードのペンキ塗りから細かくはチョークの用意まで、柏井にある4つの球場の施設の全体管理を行っています。雨が降ればグランドに出かけて行き、土入れのため水溜りの位置を確認もします。雨天でなくとも毎朝必ずグラントを見に行き何か変わったことがないか注意を払います。この行動を起こさせる原動力はやっぱり「野球を楽しんでいる子供たちの明るい笑顔」が見たいからです。来年度は、子供たちの野球を楽しむ姿に加えて、市川ジュニアBリーグの一年間の作業や行事なども、分かり易く市民の皆さんに伝えて行きたいと考えています。