「ずっちゃんの田舎体験記３ たぬき編」
こないだ車に乗っていると、信号無視の危ない１ＢＯＸ車を見た
たまたま、その１ＢＯＸと方向が同じだったので
「どんな奴が運転しとんねん？」と思い観察していると
白の１ＢＯＸはブラックライトで装飾され、大音響で音楽を流すという
いかにもイケイケな感じだった
ーーーーが、その音楽hiphopか何かかだろうか？と思っていたが
大音響で流れてきたそれは「鈴木雅之・もう涙はいらない」だった・・・
かくしてそのイケイケ１ＢＯＸは「もう〜〜なみだぁ〜は、いら〜なぁ〜いぃ〜♪」
と町中に轟かせて走り去ったのである。
てな感じで今回もまたまたやってきました。
ツッコミはウソップ（ONE PIECE)にお願いしたい、大阪人ずっちゃんです。
「ずっちゃんの田舎体験記」はもう３回目になります
つまらない思い出話しにお付き合いくださっている皆様、ありがとうございます。
今回は自分が体験した話しではなく
ばあちゃんの自慢の体験談をお送りしたいとおもっちょります。
ばあちゃん家は、ど田舎です。
いろんな「けもの」が出ます
普通の「けもの」達は、たいていばあちゃんに食われてしまいます・・・・
しかぁ〜〜し！ばあちゃんが恐いと思う動物がいます
それが「たぬき」です。
ばあちゃんいわくは「たぬきは人を騙す、たちの悪い動物じゃ！」なのだそうです
どんな動物も食ってしまう、ばあちゃんに言われたくないであろうたぬきは
そんなばあちゃんを２度騙したんだそうです。
１度目は、夜の家路への帰り道のことです
田舎なので街灯もなく、月明かりの中を歩いて家へ帰っていたばあちゃんは
ふと周りの異変に気がついて立ち止まってみると
いつもは１本道のはずが、３本の分かれ道になっていたんだそうです
道が解らなくなり困り果て、その場にへたり込んでしまったばあちゃん
でもそこは３回結婚して、７人子供を産んで、指が１本無くなっても平気な、ど根性ババア
「なにクソ！騙されてたまるか！かかってこんかいっ！！」と叫んだならば
２本の道がスゥーと消えて、いつもの道が出てきたそうです。
２度目は、ある日じいちゃんが川にカニを獲りに行きました
そして桶いっぱいにカニが大量に獲れたんだそうです
その晩、その桶にふたをして上から石で重しを乗せて置いておくことにしました
次の日、桶にはふたがキチンと閉まっていて石もあり、開いた気配がないのに
カニは１匹も残っておらず、カニの代わりに石がゴロゴロ入っていたのだそうです。
両方の出来事を私達に自慢げに「たぬきに化かされたんじゃ！！」
と息巻くばあちゃん
でも・・・・・たぬき登場してないやん！
親戚のお葬式があり、久々にばあちゃんに会えました
その時カッパの話しをしてみると
ば「けっ！そんなもんおらんわぁ〜〜！！」
ず「ムムッ・・・ほんじゃ、たぬきの話しは？」
ば「たぬきはおる！！」
そら、おるやろぉ〜けどな・・・・・・
いつまでも、酔っ払ってんじゃねえ！！！
