4月4日 No.7

 

「乱痴木貞子のあなたの知らない世界1」



               
 今回は、あなたの知らない世界よりの使者「乱痴木貞子」様より恐怖のお話です。


はじめまして、わたくし「乱痴木貞子」と申します。
今後、こちらでオカルト担当させていただきとうございます、お見知りおきくださいませ。

さてさて、今回はご挨拶を兼ねまして軽い軽い恐怖体験を語らせていただきますわね
なにぶん怪談には季節外れでございますが、団長のたってのお願いです。
いってみしょう・・・・

あれは今だに思い出しただけでも鳥肌が立ち、吐いてしまいそうな体験でしたの・・・
数年前の暑い暑い夏のお話しです。

それは、ある大学でのあるサークルの1人の男性の身に起こった出来事です。
その日はサークル内でちょっといい出来事があったのですね
お祭り好きの彼らはみんな部室内にビールを持ち込んで飲んでおりました。

みんなご機嫌でサークル活動に勤しんでおりましたわ
体育会系サークルだったので、みんな練習が始まると熱心でした
そうこうしているうちに日も暮れだし、そろそろ部活は終了という時間になりました。

汗とほこりまみれの体を流し、充実感いっぱいで部室に戻ってまいりました。
そして1人の部員が自分の飲みかけの缶ビールを飲もうとするのです
他のみなさんは止めたのですよ
「炭酸がぬけているよ」「生ぬるいビールなんてうまくないよ」など
でも本人はよっぽど喉が渇いていたのでしょうね
「平気!平気!!」 などと勢い良く飲みはじめました

すると・・・・「ゲホホホホホッ!!!」
彼はほとんどのビールを吐いてしまいましたの
「何かビールに入ってた!ヌルッて感じが・・・・・・」

そうですの、缶ビールには「なめくじ」様がしこたまビール漬けになってましたのよ
それから彼は一切缶ビールが飲めなくなりました事は言うまでもありませんわね
ビールは「なめくじ」と「ゴキブリ」の大好物ですのよ
皆様もお気をつけくださいませね・・・・ふっふっふっふっふ・・・・・・・

今回は団長様限定恐い話になりましたが
次回からは、身も凍る恐怖体験を語らせていただきますわね
皆様の身に起きた恐怖の体験、貞子にも教えてくださると嬉しゅうございますわ

それでは、あの世とこの世の架け橋をして参ります・・・・・
ごきげんよう


作者プロフィールはこちら→乱痴木貞子

『前回のお話し目次』


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