「ちょっと待ってよ、勝手にきめないでよ」

どちらかというと引っ込み思案のトロムは言った

「僕はいかないからね。絶対いかない。僕は関係ないんだ」

家来「どうも、こちらにくる気はないようですぞ」

王様「しかたありません」

王妃「私が話をしてみます」

王妃「名前は何て言うのかしら?」

トロム「トロムです」

王妃「今そちらにいくから、次のページを開いておいてね」

トロムは恐る恐るページをそっと開いた

王妃「手をだすから、引っ張ってほしいの」

トロム「わかりました」

王妃の手がでてきた。それをトロムはつかんだ

と、言うよりつかまれてしまった

王妃「さあみんな、私を思いっきり引っ張るのよ」