平成11年9月14日
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  少し前の8月29日の夜、7時から8時頃に城南地域を襲った雷雨は強烈でした。通常、1時間に50_程度の雨に耐えるように出来ている排水能力に対し、116_もの豪雨だったのですからたまりません。
  西大井の第三工場は、暗きょになっている立会川から50bほどの所にありますが、豪雨の為に、その立会川がマンホールを持ち上げる猛烈な増水にはけ切れず、付近一帯は浸水騒ぎになってしまったのです。
  夜の10時30分頃に私がテレビを視ていると、主任の竹内さんから「第三工場に来てみたら、中に水が入って電気も点かない!」というので、「スグに行くよッ!」と車を飛ばします。
  着いて見ると、カゴの縁を超す高さに浸水した後があり、大量の水は退いていますが、泥と砂の交じった水がバケツで数十杯も汲出すほどの凄さで、濡れた品物は乾く前の真夜中に洗うしかありません。
  あの日、知人の家の隣の地下駐車場の車が、15台全部に冠水し、洗車しても元通りにはならず、保険会社ともめているそうですが、工場の隣では、畳が家の中を泳ぎ、翌朝、庭に畳を干してあるので「厚い畳ですねぇ!」というと「畳は、濡れると倍に膨れ臭くて使い物にならない!」と困惑顔です。
  3百bほど離れた所のビルの地下で営業していたカラオケ屋さんは、天井までも浸水し店員と客は逃げ出す大騒ぎとか、全面改装の大被害だそうで『川の流れのように・・』でも歌っていたのでしょうか。
  品川の印刷業者は、数千万円の印刷機が被害を受け、コンピュータ製の為使用不能とか、夜中の12時に「参ったッ!。まいった!!」と苦笑いしながら片付けた当社の被害は軽いほうだったようです。
カナブン
  直営店の美女達と話していたら「カナブンがお店に入って来て怖くて仕方ない!」という。
  「どうにか成らないでしょうか?」と続くので「沢山出るの?」と聞きますと「一匹だけど・・」とのこと「カナブンは悪さをしないから怖くないじゃない」と私の見解です。
  「でも、カナブンは飛ぶじゃないですか!。だからレジの所にカナブンが止まると怖くてレジが打てないッ!」と言われるとこれは仕事に差し支えます。
  「この前、腕をできるだけ伸ばし、レジから離れて打っていたら、お客さんに『ゴキブリでも居るの?』と聞かれ『カナブンです』と言ったら、お客さんが笑いながら捕まえてお店の外に投げてくれた」という。
  「でも、そのお客さんが帰ったら、また同じカナブンがお店に入って来て、私はカナブンに好かれたのかしら・・!」と話しは深刻さを増してきましたが、若い女性は、カナブンの嫌いな人が多いようです。
  「イモリやヤモリは気持ち悪いけど、カナブンはクワガタやカブトムシと同じで怖くないのに・・」と私が言うと「イモリやヤモリは、空中を飛ばないし可愛いから安心じゃ〜ないですか・・」という。私はイモリの方が嫌いなので「イモリは可愛い!」の気持ちの方が分らない。
  ですから「次に来たお客さんにカナブンの処分を頼んで見たら・・」と言うと「失礼になりませんかねぇ・・」というので「誰にも苦手は有るから・・」と言ったのですが、あまり良い解決とは思えません。
  考えてみれば、カナブンもあまり上品な虫でなく、ゴキブリに似ていなくもない様にさえ思う。ペットショップでは爬虫類の人気は高いし、イモリの好きな人がいて、1千万円のクワガタを買う人がいて、ワニやヘビの好きな人もいる。・・・人、好き好きと言いますしねぇ。
  それはそれとして、美女達が安心して仕事が出来る環境を作るのは私の責任です。今月の末ころまでには解決をしなければ美女が泣く。早速、『カナブンの対応策』を考えねばなりません。
 『カナブン』は、甲虫目コガネムシ科の昆虫で、樹液などを吸って生きる。体は銅色、銅緑色で光沢があり、幼虫で越冬し初夏のころ蛹化(ヨウカ)する夏の昆虫。となれば、まッ『涼しくなれば来ないわけだ・!』。
水害の時の一事故の保険金の支払は、
100万円が限度、印刷機の場合『焼け石に水』
お気の毒としか・・。
水 害 に  
  畳屋さんの
   1人勝ち  


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