平成11年6月22日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  やっと降り出しましたねぇ。天気と景気と我侭なお客さんはなかなか思うようにはならないもので!。
  真夏のような暑さが続き、梅雨なのに降りませんねぇ。と書き出す予定で号外の原稿は準備OKだったのに、ま、愚痴はともかく、必ず四季は訪れる『よくぞ日本に生まれけり』。幸せです。
大 予 言
  ご存知でしょうか、大予言!?。『1999年7の月、空から恐怖の大王が襲来する。アングールモアの大王を蘇らせ、その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配するだろう』の有名な提言を。
  いよいよ近づきましたねぇ。例の『ノストラダムスの大予言、恐怖の大王の襲来!』。7の月と言えば、あと数日を残すだけとなってしまいました。怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。
  大借金国の米国の株が天井知らずの不思議。物物交換が多くなっている悩める大国ロシア。コソボ紛争や韓国と北朝鮮などの国際問題も山積。平和ボケの日本。さて、恐怖の大王は何を見据えているのでしょうか。
  近頃、@売上不振。A消費税。B政府の無策。C先行き不安。思えば、商人にとって長期の大不況こそ『恐怖の大王の襲来』に間違いありません。今回は、私見大予言についてご紹介したいと思うのです。
  占星術師ミシェル・ド・ノストラダムスは、約500年前の西暦1503年にフランスの小さな町に生まれ、生涯に数限りないほどの予言を残しました。殆どの予言は抽象的な4行ほどの詩として書かれています。
  まずは、数冊のダムスちゃん(略して、御免なさい!)に関する本を読み比べて驚いた。本によって、随分と解釈が違いすぎるじゃ〜ありませんか。極端な例では、2種類出版した同じ翻訳者の内容が違う場合さえあるのです。元が抽象的ですから、翻訳した人の勝手な想像のままに解釈されているようにも思えるのです。
  ある本は『大王の襲来』を7月と言っているのに、ある本では9月になっていて、また、ある本では『起こるかも知れない』ような書き方になっているのです。これは、どの様に解釈すれば良いのでしょうか。思えば、同じ解釈を書いても本は売れるはずが無いので、独自の理論を持ちこむケースが増えていくのです。
  例えば、『預言者のベニュルティエームが、その日のため、休息の為にディアーヌを取るだろう。彼女は熱狂する頭のせいで遠くまでさまよい・・・』と書いてある文を『これは、ダイアナ妃の死を明確に表している』と解釈しているのですが、凄い洞察力というか呆れた見解というか、判断が分れるのは当然です。
  1999年7の月の解釈は多く、その一部をご紹介すると@大洪水。A疫病。B第3次世界大戦。C各国大災害               D公害汚染。Eイエスの再来。F大地震。G隕石。Hハルマゲドンで、世界最終戦争が勃発。I地球の終焉、などと予言されているのですが、地球の終焉なら、人類は存在しないはずにも関わらず、ダムスちゃんの予言は、西暦3797年までに及んでいるのですから実に不思議で面白い。  (それぞれの国ごとに自国の災害と解釈) 
  また、ダムスちゃんは『金星のもとの政権と法は上昇し、土星は木星に対し支配力を持つ、旭日のもとの政権は、土星人による最悪の事態を蒙る(コウムル)』などと実に抽象的な書き方です。ま、抽象的な意見を沢山述べていれば、様々な状況に必ず当てはまる。と考えるのは私の猜疑心が強過ぎるのでしょうか。
  次に、怒雷からの予言を『しっかり者に見えるが、本来は甘えん坊で、大胆に見えて小心、自分に対する噂を気にし、真の友人がなく孤独な貴方は、1999年8の月、日頃の貴方の努力が少しだけ神に認められ、災難の一部をほうき星が掃き清め、僅かな幸運が訪れることでしょう』。夢々疑う事の無きように。
  最後に、私文書愛論百科≠フ提言、自由を謳歌し『自分勝手に行動することが平和』と拡大解釈した人類が、核兵器を始めとして地球を破壊しうる状況を無制限に作り上げ、何の反省も無くエスカレートして行く状況こそ『恐怖の大王襲来!』の警鐘の最たるものと思うのですが。
神武以来
 戻らぬ景気の
    記録無し

           (小予言)


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