平成11年3月30日
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  4月11日が都知事選で、25日が区議と区長の選挙だそうですが、都知事選などは、候補が団子のようにごろごろ並んでいて、無党派の私は誰に入れたら良いのか皆目見当がつきません。
  はるか昔、善い子を演じた美濃部さんは『福祉、ふくし・・』とばら撒き過ぎて挫折。代わった鈴木さんは高度成長も味方して短期間で好転したまでは良かったが、調子に乗りすぎて、バブルの塔と言われる都庁や臨海副都心、大江戸博物館などに贅の限りを尽くし大借金。後々までの都民に大迷惑をかけて退いた。
  次に引き受けたのが、世間知らずの芸人さん。閣僚や高級役人と称する人達に牛耳られ『馬鹿馬鹿しくてやってられない!』と意地悪ばあさんが苛め抜かれて続投を放り投げてしまった。
  その為に、今まで『芸能人には勝てない!』と尻込みをしていた知名度のみの連中が『チャンス到来!』とばかり、我も我もと立候補しております。しかし、大見得切って派手な公約を並べたところで、お役人の数と借財の額が多すぎて『リストラ以外は手を打たない方が健全』なのが都の財政の実態です。
  次の知事が、気負い過ぎて遠大なビジョンに挑み、東京が再建不能状態になるのが何より心配ですねぇ。
白 と 黒
  秋から冬に掛けて流行っていた『黒とグレーの服装』が、春らしい明るい色に変わってきました。
  それにしても、世の中には色の白い人がいるもんですねぇ。外国人ならともかく、日本人であれだけ白い人は見た事がありません。『誰の事か!?』ですって、勿論『鈴木その子さん』ですよ。
  難病でも患っているならともかく、普通の健康な人であれだけ色白な人は居ないでしょうし、吉川ひなのちゃんも外国の血が交じって若いから白いのが理解できますが、その子さんは、67歳というのにあの白さです。そして、あの目と口、ま、美しいと言うか気持ち悪いというか理解に苦しむのです。
  その子さんが経営する『トキノ』は、白くなる化粧品と不思議な食品を販売して莫大な利益をあげ、銀座にビルを持ち、田園調布の駅から50bの横井英樹さんが所有していた土地を買い取り、そこに迎賓館を建てるそうですから『ただの白塗りおばけ!』ではなく、何ともスケールが大きいじゃ〜ありませんか。
  そして『白が最高に美しい!。私のようになりたければ、・・・』と売り込みに余念がなく、過労で倒れるほどテレビやラジオに自分が出演するなど、メディアを巧みに使った宣伝が誠に上手です。
  ところで、小麦色に焼けた肌が美しいと思いこんで、日焼けサロンに通っていた人たちが、『白も良いわねぇ!』と日焼けサロンに通うのを止める人が続出しているそうです。
  もちろん原因は、その子さんの宣伝上手だけではないのですが、急激に下降線をたどって行くこの状況にでっかい資本を投入した日焼けサロン≠ェ『経営が成り立たない!』と焦り出したが世相の変化には対応しきれません。そこで男性客にターゲットを向けたが結果は芳しくないようです。
  日焼けして黒くなった人が白い肌に移行するように、昨年の秋頃に大流行した『黒とグレーのファッション』から、今年の春の流行は白色に変わっています。
  当然の事ながら、ファッションが黒から白に変化するのには理由があり、黒が流行っても、何時までも黒ばかり着られては困る、アパレル業界の戦略的な仕掛けがからんでいるからです。
  黒の次に、白の衣類がブティックに素早く並ぶのは、白を流行らせるために白の衣類を沢山作って準備をしてあるからです。そして、今年の秋に流行らせる予定の色はすでに決定しており、悲しいですが消費者は、アパレルの意のままに『着せ替え人形!』を演じさせられているのが実態です。
残るのは
 長男だけの
   だんご戦


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