平成11年3月23日
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  『だんご3兄弟』の大ヒットで、お団子の売れ行きがかなり良いようです。セブンイレブンも、今まで売っていた『4個のだんご』を奥に、ヤマザキパン製の『3個のだんご』を前に並べて販売しています。
  お団子の工場の金型が4個用が多いため、急いでブームの『3個用の金型』を作っても、3兄弟の団子が出来る頃にはブームが終わってしまうので、コンビニなどの大手は対応に苦慮しているようです。
  何事によらず、最近のブームは短くなる傾向があり『たまごっち』のバンダイは、中国に工場を作って量産を始めたら下火となり、現在『数百万個の在庫』だとか。さて『お団子』は何時まで続くか・・・。
お釣り銭
  タクシーに乗り運転手さんに『お釣は要らないよッ!≠ニいうお客さんは多いの?』と質問しました。
  すると『バブルの頃には結構いたけど、最近は少なく、それもほんの小銭程度ですよ』とおっしゃった。ですから『その小銭は売上になるの、それともチップ』と質問すると『ま、たばこ代ですかねぇ』と。
  タクシーの運転手は、メーターに記録されたその日の売上を事務所に納入すれば良いので、チップの分は自分の小遣い銭になりますが、お釣の渡し間違えなどで不足になった分は自己負担をしなければなりません。
  ポプラの直営店で『振興券のお釣はどうしたら良いのですか?』と質問されました。振興券の規則では、確かお釣を出すのは違反になっているはずですが、仮に、お釣を出さなかった場合、集計の時のレジに現金が余ってしまう事になります。
  この余った分はどの様な処理にすべきなのでしょうか。ご夫婦で商売をしている場合なら『ま、いいかッ!』で済みますが、複数の人がレジを扱う場合には『ま、いいかッ!』という訳にはいきません。
  かと言って『余ったお金で、ケーキでも買うか!』というのも良い解決とは思えませんし、もともと『お釣銭はお客さんの物ですから、お返しする・・・』のが最善と思うのです。
混 乱
  先日テレビを視ていたら、量販店が『振興券のお釣を出したから登録取り消し!』と報じていました。レジに多数のお客さんが並ぶ量販店で、お釣を渡さない売上が沢山生じたらどうなるのでしょうか。
  通常のレジには、お客さんから『お釣は要らないよ!』と頂いた時に打ちこむ『チップ≠フキー』はありません。日報にも集計用紙に出てこない余剰金を『振興券を企画された優秀な方々』は、どの様に処理をしろと言うのでしょうか。毎日『山ほどのケーキでも買え!』というのでしょうか。
  そこで『何故、振興券にお釣を出してはいけないのか?』の素朴な疑問について自治省にお聞きしてみましたら『例えば、100円の買い物をしたお客さんに900円のお釣を出すと、その分が消費に回らない場合が出てきて、消費の拡大の為の振興券の意味が無くなる』とのことでした。
  ですから『100円の買い物は駄目でも、950円の買い物ならお釣を出しても良いんでは?』と聞くと『それも、原則的として違反です』と仰る。商店街の現状は、馬鹿らしいお役所の指導を無視して殆どの店がお釣を出しています。さて、膨大な数の規則を守らない商店主が『小菅や網走』に入りきれるものか。
  『消費の拡大』とお役所はおっしゃっても、振興券の発行から一ヶ月経った品川区の場合、商店街は閑古鳥のままで『ランドセルや学生服』などの様な生活必需品にしか券を使用していないのが実情です。
  ま、先日の号外の武家の商法でお知らせした様に、現場をわきまえないお役人の考えた企画などは、大きなミスの欠陥だらけ、庶民が振興券のあら捜しをして喜んでいる間は小渕さんだけ『春を満喫』です。
 注。お客さんの持ってきた振興券を使い、近所で買い物をするのは違反ですから、なるべくやめましょう。
つり銭で
 ケーキ業界
   好 景 気


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