平成11年3月9日
何時もご協力下さいまして有難うございます。
  間もなく、嬉しい春の到来です。体調を整えて繁忙期を乗りきってくださるようお願い致します。
  暖冬でしたから、毛皮を着ていたのは『野村沙知代さん』ぐらいで、随分少ないように感じました。分厚いオーバーも少なく、ジャンバーとコートの中間のような判別の難しい品物が多かったように思います。
  冬物は、着膨れでラッシュにもまれるので、本人の気付かない汚れが有るものです。お預かりする時に全体を確認してください。また、ボタンが取れているものも多いようですからチェックをお願いします。
おばあちゃん
  山手線の巣鴨駅から歩いて10分程度のところに、有名な『トゲ抜き地蔵』があります。
  そのお地蔵さんに通じる商店街『地蔵通り』は、別名『おばあちゃんの原宿』と言われるほどおばあちゃんが多く、右を見ても左を見ても、見渡す限りにおばあちゃんの洪水です。特に、4日、14日、24日の縁日には、おばあちゃんの迷子が出るほどの混雑振りです。
  その『おばあちゃん』を目当てに商人は品揃えをしますから、もんぺにブラウス上っ張りまで、全部おばあちゃんを対象にした物ばかりです。あの町では、おばあちゃんは、名物の『シオ大福』を歩きながら堂々と食べますが、おじいさんは全く肩身が狭く、隅っこの方をこそこそと脅えるように歩いています。
  ところで、新宿の駅のすぐ側の『新宿三越』も、店内を見渡すと見事におばあちゃんのデパートとなり、お客さんの年齢層は巣鴨と同じで『おばあちゃんの新宿デパート』となっています。
  三越の斜め向かいには伊勢丹がありますが、あちらは若い女性が列をなして詰め掛けています。同じ百貨店であり、同じ新宿であって、何故にこんなにも違いが出るのでしょうか。
  その新宿三越の南館が、夏頃に『大塚家具』に変わります。高島屋の大型店が進出した影響もありますが、おばあちゃんだけを相手に商売していると、本館も閉店に追い込まれるような気がして心配です。
振興券
 東京でも振興券の発行をする区が増えてきました。先日の号外でお知らせ致しましたように、殆どの商店街が『何処の区の券でも受取りOKです』の状況になっているようです。
  巣鴨の地蔵通りは、振興券を使うお年寄りが広範囲から集まり、日本中の振興券が集まってしまうのでしょうか。その場合、目黒区の様にサンマのイラスト入りの奇抜な券もあるので、偽物の見分けが大問題です。
 @振興券が多く利用されるのは、オモチャ・ランドセル・学生服・ご仏壇?・お団子?などでしょうか。
 A振興券の偽物は、見本の無い他の区で使えばバレません。狙う悪人も出てくるでしょう。怖いですねぇ。
 B私の作った振興券のポスターが8チャンネルのニュース番組で画面いっぱいに映り『にんまり』です。
だんご三兄弟
  ♪串にさされたぁ だんごッ!。♪しょうゆ塗られてぇ だんごッ!。と楽しいリズムが流れます。今、お団子が大フィーバー。その理由は、『だんご3兄弟』の歌の大ヒット、ご存知でしたか?。
  『だんご3兄弟』とは、NHK教育テレビの『おかあさんといっしょ』の中の歌ですが『黒猫のタンゴ』と同じ軽快なタンゴのリズムで、子供達の間で大流行。よちよち歩きの赤ちゃんまでが、テレビの前で歌に合わせてお尻を振りながら踊っています。
  だんご3兄弟は、お団子を男の子の仲良し3兄弟にイメージした歌ですが、時ならぬお団子の歌のヒットがお団子の売れ行きに影響し、自分の振興券を握り締めて『おだんごくだちゃぃ!』と子供達が来店し、今まで、1串4個だった物を『3個にした方が売れる?』状況に町の和菓子やさんは大喜びです。
都知事選
 候補は お団子
    8 兄 弟


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