平成15年8月19日
審  判
  予想されたこととはいえ、雪谷高校と日大三校の初戦の敗退は残念でしたが、冷夏の中で高校野球の熱戦が続いています。高校野球の場合、一試合負ければ優勝の夢が無くなるトーナメントの厳しさを感じます。
  野球を見ていると、審判の微妙な判定で『一球に泣く!』ケースが出てきます。そこで、今回の愛論百科は、若かった頃に経験を積み重ねた審判のお話など書いてみましょうか。
  野球の試合中、ボールや選手が審判に当たった場合には、審判は『石ころ』と同じに扱われる関係か、意外に権威が軽んじられて『審判は、虫けら同然』等と言う言葉もあるほどです。
  W・カップのサッカーの試合で、韓国から賄賂を貰って勝たせた審判が居ましたが、およそ、どのスポーツでも『審判の裁量』で試合の流れが変わったり、時には、逆転までする事は決して珍しくなく、特に『ボクシング』の試合などには呆れるほど酷くかたよった判定を見かけます。
10球に泣く
  プロ野球の場合、一試合にピッチャーは110〜150球程の投球をしますから、両軍を合わせると250球ほどの投球を「ストライク」とか「ボール」などと主審(アンパイヤ)はコールします。
  主審は、その250球を見ているうちの1割の『約25球』は「ストライクにしようか?」又は「ボールと言おうか?」と迷うほど微妙な所に投球は来るもので、コントロールの良い投手になると、その内の『10球ほど』は思わず目をつむってしまうほど難しい所に投げてくるものです。
  かといって「眼をつむって」いるわけにもいかず「もたもたしていると、抗議を受ける!!」ため、微妙な所に来る投球ほど「間髪を入れず」しかも、機先を制し「抗議の隙を与えない」為に自信ある判定である振りをして「格別に、大声でコール」することを先輩から教えてもらうのが審判の卵なのです。
この様な微妙な投球が、一試合に10球(実際は25球程)もあると言うことは、言い方を変えれば、審判は、自分の贔屓するチームがあれば、そのチームに有利にコールする事も十分にありうるのです。アウト・セーフは勿論、フェアーとファールの判定やハーフスイング、デッドボールも同様です。
もし、片方のチームに格別に人気のある選手がいる場合。また、特別にファンの多いチームであった場合も大勢のファンに嫌われないために、人気チームに有利なコールをしても何ら不思議ではありません。
仮に、もし食事をご馳走になったり、手土産や付け届けなどを頂いたら、例の10球の際に恩返しの判定を下しても、観客の誰も気づかず、まったく司法のやっかいにもならず合法的に恩返しができるのです。
判 断
  微妙な10球をテレビを観ていると、7対3の割合で片方のチームに有利なコールをしていることは間違いなく、その結果、審判の贔屓のチームが有利になっていることは疑う余地がありません。
私の理論を『間違いだッ!』と思われる方は、一度、相手チームのファンの立場で試合を見つめてくだされば、公平な判定をしていないことがお判りいただけると思います。
これは、決して巨人軍の事ではありません。今年は阪神のファンになっています・・!?が、私は、子供の頃からの巨人の大ファンなのです。ただ、試合の度に後ろめたい気持ちで見ているのが悲しいのです。
  ま、良くしたもので、審判の贔屓の損得の分は、相手チームが巨人戦になるとエース級をぶつけてくることと、浮かれた選手とのん気な監督、お目出度いコーチでバランスが取れているのが救いではありますが・・。
 他にも、『埋め合わせ』といって、間違ったコールをした後で、次の微妙な投球で借りを返す審判。
 自分の好きなコース、例えば『外角の高め』なら、多少外れていても「ストライク」にする審判。
 『長島ボール』、『王ボール』のように、好きな選手に有利な判定をする審判もいるのが実態です。
    ナベツネが
        怖くてコールは
            「ストライク」