平成15年7月15日
身 勝 手
  「極悪を 捕らえてみれば 十二歳」、何とも悲しく、考えさせられる事件ですよねぇ。最近、大人だけでなく中学生まで加わった身勝手な連中が増えて、日本中で事件が続発しています。
  農家の皆さんが丹精込めて育てた野菜や果物を、収穫時期を見計らって一晩で根こそぎ盗んでいく悪党は「身勝手な卑怯者」以外の何ものでもないでしょう。
  メロン、スイカ、サクランボ、梅、アスパラなどの野菜だけでなく、小動物まで何でも盗んで行く連中は手馴れたプロの集団であって、盗んだものをパソコンのインターネットの無店舗販売で売るのですから、便利なパソコンも泥棒の手助けに利用されては困ります。
  暴力、強盗、殺人事件などの凶悪犯罪も多発し警察でも対処しきれない状況なのに、「ストーカーを一日中見張っていて欲しい!」などという個人的な依頼まであるのですから警察でも面倒を見切れないでしょう。
  「今日は、殺人事件が無かった!」と大事件が無いのがニュースになるほどの殺伐とした世の中になっていて、1人や2人が殺されても驚かない状況には呆れますし、何かが狂っているように思うのです。
  何でこんなに世の中が荒れていくのでしょうか。やはり、大不況と関係があるでしょうねぇ。生活苦からの転落組みや収入源を断たれた暴力団関係も関っているようで、今後も事件が減る見込みはなさそうです。
迷  惑
  先日の昼ごろ、取引のある銀行に行ったときの話しですが、昼ごろは利用者が多いためか、かなり立て込んでいる銀行の窓口で騒いでいる30歳前後の女性が居ました。
  行内には20人を超すお客が居るのに平気で大声を上げるのですから、応対をしている顔見知りの銀行の受付の女性も可愛そうに圧倒されているのが分かります。
  銀行側では、女性行員では無理と考えたようで男性の上司が二人で応対を始めましたが、女性の一方的な攻撃に対して怒鳴り返すわけにも行かないためにらちがあきません。
  女性は、「この前は預金を引き出せたのに、住所等の条件が違った程度で引き落とせないのは納得できない・・」といっているようなのですが、条件が違った場合には銀行だってうっかり渡せないでしょう。
  男性の行員が「確認していますから、しばらくお待ち下さい・・」というと、「私は、ここに立ったままで待っている」とカウンターの前で圧力をかけながら、時折、振り返って私たちを睨みつけます。
  そして、ハンドバックから携帯電話を持ち出したかと思うと、大声で仲間と話し始め、銀行の対応に対しての不満を喋っていますが、身勝手な女は周りの迷惑は気にする様子もありません。
下  品
  大勢のお客さんが待っている場で、足踏みをしたりせわしなく動く我侭な女が窓口の半部を占領しているわけで、私たちの待っている時間が長くなるのですから腹が立ってくる。
  何度も携帯電話で連絡を繰り返す女に、1人の中年の男性が近寄っていき、「電話は外でしなさい!」と注意をしたら、男性を睨みつけた後で「ふんっ!」とそっぽを向きます。
  身なりはそれなりなのに、銀行員とお客を合わせれば40人もいるところで、他のお客の迷惑を考えず、銀行側のルールを無視して自己主張を延々と20分以上も騒ぎ続ける神経には呆れます。
  銀行側にすれば、「盗んだ通帳にパソコンで印鑑を作って引き落とす事件が多発」しているだけに、顔見知りでもなく、挙動不審の相手に簡単に現金を渡せば責任は重大なので慎重になるのは当然でしょう。
  興奮した人間というものは安っぽくなるもので、足踏みをし身体をくねらせながら柳眉を逆立てて毒づいていた姿を、でっかい鏡に写すかビデオに撮って本人に見せてあげたかった。
  思いやりや優しさは日本人の美徳とされていた筈なのに、何処に行ってしまったのでしょうか。歳のせいか、荒れる世相を憂いて涙もろくなっている自分に気づくこの頃です。

先日の小雨の日に写した、私が育てているスイカの赤ちゃんベッカム君で、可愛いので野菜泥棒には注意します。
 
 


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