平成15年3月25日
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  昨年は春の訪れが早く桜の開花は3月16日でした。その為に、3月の中ごろから冬物が沢山出て忙しかったのですが、今年は、肌寒い日や雨の日も多いため、繁忙期は昨年より半月は遅れているようです。
  軍事物資の在庫処分と新兵器のテストの様にも思えるイラク戦争の兵器の性能の差は歴然ですが、首都のバクダッドに終結しているイラク軍が、生物兵器を使った場合には地獄絵図となることでしょう。
  それにしても、米英軍の爆撃は狙いが正確な上に強烈です。とは言っても、多数の民間人が犠牲になることも確かですから戦争は悲惨ですし、複雑な宗教問題もからむ戦後処理も簡単ではないのです。
  北朝鮮問題を抱える日本も、長距離ミサイル攻撃を迎え撃つための迎撃ミサイルを日本海側に配置せざるを得ない事態であり、何十兆円もの投資となれば「武器商人のほくそ笑み」が見えるような気がするのです。
労 わ り
  先日発行した愛論百科の『板屋根』の中に出てくる『板割り』について、ご年配の方から「勘違いなのでは?」と声をかけられましたので少し書いて見ます。
  若い頃から空手が好きだった私は、一年半ほど前まで極真の道場に通っていたわけですが、空手の仲間が結婚式をすると、お祝いのデモンストレーションで「杉板割り」の実演をすることがあります。
  結婚式で、「板を割る」というと縁起が悪いようですが、割った後で、「カップルがお互いに、労わりあう良い家庭を築いて欲しい」という説明の落ちがあるのです。
  最初に書いた、ご年配の方のご意見は、「文中に出てくる国定忠治の手下の『板割りの浅太郎』は、甥を背負うことなどから、優しい意味の『労わりの浅太郎』ではないのか?」とのご指摘です。
  ですから、「私は、浅太郎に会ったことがないから分からないが、ヤクザだったんだから、優しいとは思えず、思いやりの方ではないと思うんですがねぇ」と言うのが私の見解でした。
  他の方から、「浅太郎は、『朝太郎か麻太郎』では・・?」とのご意見も頂戴して、かなり自信を失いつつあった私がインターネットで検索したら、群馬の資料の中に『板割の浅太郎』と載っていましたので一安心です。まずは、下記をご覧下さい。尚、御用聞き勘助の殺害の過程には他にも幾つかの説があります。
第6話名月赤城山(インターネットから書き写し)
 「赤城の山も今宵限り・・・・」はあまりにも有名ですが、この話、もう若い方々は知らないかもしれません。ここは史実はともあれ、講談話に席を譲って、忠治物語を締めくくります。 
「天保の大飢饉で悪代官を斬って庶民の救済に当たった忠治、執拗な捕方の追跡にとうとう逃げ道なしの大ピンチ。この時、以前より百姓を助けた忠治に心を寄せていた三室の勘助なる御用聞きが、うまく立ち回って忠治を逃がす。これに感じ入った忠治は、勘助に報いようと、勘助の甥である子分板割の浅太郎を堅気に戻そうと決心する。そこで浅太郎に勘助斬殺の無理難題を押し付ける。忠治のシナリオでは、その理不尽な命令に浅太郎は背き、堅気になるものと考えたわけだが、浅太郎は忠治親分の命令を実行してしまう。この悲劇に忠治も深く心を痛め、勘助の遺児勘太郎を立派な堅気に育てようと決心する・・・」
参考文献:藤田敏夫著  「虚構の義賊国定忠治伝
信号機
    早朝に車を走らせていると、朝日を真正面に受けている信号灯の色が、赤も青も色が鮮明なために、どちらが点灯しているのかまったく分からないのです。
  写真は『青で進め』のように見えますが、反対車線の車が一時停止をしていることからお分かりのように赤信号なのです。おそらく、見間違いで発生する交通事故もかなりあるでしょうねぇ。
  夕日はさほど影響を感じないのは、目が明るさに慣れる事と煤煙で空気が汚れる為でしょうか。


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