平成15年12月9日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  陽が短くなり午後4時でも薄暗い状態は、何となく物悲しい気分になるのですが、今年も残すところ20日です。風邪引きが多くなっていますから体調には十分にご注意下さい。
  11月から最近まで雨の日が多く、商店街の人通りが少ないために元気の無い話題ばかりの昨今ですが、お天気が業績に影響する商人にとっては、年末に掛けての天候も気になりますねぇ。
年末ジャンボ
  恒例の年末ジャンボ宝くじが発売されていますが、所じょうじのコマーシャルを見ていると、今、すぐにも3億円が当たるような錯覚を起こすのは、「おのおの方・・」も私と同じと思います。
  それで、「3億円が当たる確立はどのていどか?」というのが気になりますが、実は、宝くじには、当たる確率について全部の宝くじの裏側に書いてあるのですが、ご存知でしたでしょうか。
  今年のジャンボの場合、「1ユニットが1000万通」と書いてありますから、一等の2億円が当たる確立は1千万分の一であり、都内23区の834万人が1枚ずつ買っても足りない枚数になります。
  前後賞の5千万円や6等の300円、印刷代や売り場の費用と銀行の利益などに振り分ける為、「1ユニット1千万通30億円分」に2億円が一本しか当たらないのですから競争は厳しいのです。
  「1ユニット30億円で5本は当たると思っていた2億円が、たった一本しか当たらないのだから、ユニット当りの賞金総額は幾らなのか?」と調べたら、何と半分にも満たない「14億2千万円程度」でした。
  ですから、半分以上が企画や印刷、販売経費と銀行の利益、所じょうじとテレビ局に払われるわけで、友人に話したら「競馬よりも配当が低いじゃねぇか!」とのこと、でも、買わなければ当たらないわけで・・・・。
開いてます
  大井町の「永楽」というラーメン屋は、テレビにも紹介されて昼時には行列の出来る繁盛店です。先日、私もそのお店の行列の前から三番目に並んでいました。
  その時、後ろに並んでいた中年の男性が、お店の入り口に立っていた店員に向かって「二階は開いているかい・・?」と質問をしたのです。
  永楽は、昼食時にだけ二階の部屋も使うので、お客としては、冷たい雨が降りしきる道路に立っているよりは、二階が空いていれば早く店内に入りたいと思っての質問です。
  店員が、「さっきから二階は開いてますよ・!」というと、中年の男性は嬉しそうにスキップしながら私の脇を通り越して二階にあがろうとします。
  すると、店員が、「二階は開いているけどあいていないんですよっ」と二階に行くのをさえぎったら、男性は、「開いているって言ったじゃないか!」と興奮してきます。
  「だからぁ、開いているけどあいていないって言ってるでしょう!」というと、「開いているのか居ないのか、いったい、どっちなんだ!」と落語か漫才の様な展開になったのです。
  ま、「二階は営業していますが、只今は満席状態です」といえば良かったわけで、興奮するとお互いに自分だけが分かる言葉で話しているものとつくづく考えさせられました。
私が買った宝くじですが、当たる筈なので
番号は隠しましょう

三 億 が
 調べるほどに
    遠くなり


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