平成15年11月4日
ラーメン
  時折、「ラーメン食べたい・・!」と思うときがあり、出先の周辺にある中華そば屋で食べるのですが、ラーメンの味というものは実に多彩だと思っています。
  ラーメン好きが多くなっているようで、@味噌味。A塩味。Bしょうゆ味。Cとんこつ系。などと様々ありますが、味噌といっても、赤味噌、白味噌、八丁味噌などを使い分けるのですから楽しめます。
  ラーメンの味の最大の決め手はスープと麺で、スープを大別すると動物系と魚系があり、両方をバランスよくミックスした物が美味しい味を出しているように思います。
  豚の骨や頭などを煮込む「とんこつ系」は、九州の博多や福岡などの南の地方から進出してくるものが多く、鶏がらやマイワシの煮干、鰹節、鯖節、昆布などを使う手法は東京より北のほうが多いようです。
  特に強烈なのは、「とんこつ系で作ったラーメン」の上から「ぎたぎたの豚の背脂」を溶かして振り入れる脂だらけのもので、年配者は敬遠しても若い人たちには喜ばれているようです。
  『豚や牛の膝と足首など関節部分(げん骨)』や『骨の髄』、また『鶏の足(モミジ)』等を煮込んだスープは味に深みが出るようで、秘伝の味は教えません。ですが、味の素もかなり使うような・・ (−−;)・。
  煮干と鰹節を主体にしてスープを作る和風味では、シナチクと玉子の他に大きな海苔を乗せて「磯ラーメン」として売りますし、味付け煮玉子を乗せたものも美味しいですよねぇ。 
  スープの補助として、長ネギ、油で揚げたネギ、玉葱、人参、ゴマ、ニンニク、生姜、りんご、バナナ、ピーナッツ、クルミ。乾物では、昆布、椎茸、スルメ、海老、貝柱などを加えると良い味を出すようです。
  具には、シナチク、チャーシュウ、煮玉子、エビ、蟹、ナルト、若布、海苔、ネギ、モヤシ、ニラ、コーン、ミツバ、カイワレ、絹さや、ほうれん草、高菜、椎茸、梅干、明太子、フカヒレ、アワビ等があります。
豚 骨 系
  奥沢駅の周辺にはラーメン屋は一店舗しかなく、駅の改札口の隣のバーミヤンのラーメンはあまり美味しくないので、ヤマダデンキに寄りながら自由が丘まで出かけることになります。
  自由が丘の一角にラーメンの激戦地があり、吉野家などの飲食店も多い中で、10店舗ものお店がひしめいている競争しているのですから、ラーメン好きには持って来いの憩いの場所なのです。
  10年ほど前の正月に、自由が丘で食事をしようと思って営業している飲食店を探したら、『○邪○』というラーメン屋が一軒だけ開いていたので暖簾をくぐりました。
  店の名前は書けませんが『とんこつ系』のお店であり、私にとっては苦手な部類ですが、何といっても正月で、他に開いているお店が無いのですから贅沢は言っていられません。
  そして、出されたラーメンを我慢しながら食べ始め、麺を少し残してスープを飲まないで席を立とうとしたら、「スープも全部飲んでください」と店員に言われてしまった。
  驚いた私が、「スープを全部飲めば血圧に悪いし、大体、飲みたくなるような味じゃぁ無いだろう・・!」と文句を言ったら、店員は呆気に取られていました。それ以来、あのお店には行っていません。
激  戦
  下の地図は、自由が丘の駅から1分ほどの飲食街の一角ですが、45b四方ほどの狭いところに10店舗ものラーメン屋があるのですから、札幌のラーメン横丁ほどではありませんが競争は厳しい。
  10店舗もあるのですから、とんこつ系、しょうゆ味、煮干を使う和風などと多彩であって、大盛りラーメン、半ライスやミニ餃子などを注文すればボリュームも十分ですし、お好みの味があるかも知れませんからお時間があるときに出かけてみたら如何でしょうか。
  「らっしゃい!」の
    元気な声は
      隠 し 味


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