平成15年10月14日
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  10月も半ば、朝晩に寒さを感じるようになって秋の味覚も出揃った昨今ですが、11月9日の衆議院選挙の準備の先生方のあわただしく走り回る様子は、二ヶ月ほど早い「師走」を思わせます。
  若年層の殺人事件が続発し、身代金目的の誘拐や生活苦の自殺者が増えているのに、暴利をむさぼるサラ金だけが成長し続けるという殺伐とした世相は、「所詮、弱者は淘汰される運命!」と見限る「夢が無さ過ぎる・・」冷酷な現行の政治の貧困に原因があるように思うのですが・・・。
黒  服
  渋谷の道玄坂を歩いていたら、黒い背広上下を着た若者が、黒いネクタイをしていたので、一瞬、「お葬式かな?」と思ったのですが、「シャツまで黒」なのは不思議です。
  そして、もう少し先に行くと若い女性が賑やかに談笑しながら歩いてきたのですが、その全員が、上から下まで真っ黒のファッションで決めているのですから恐ろしくなる。
  周りを見渡すと、今年は黒い服装が流行っているようで、かなりの割合で黒が目立ちますが、磯辺焼きを売っているおばさんまでが黒いシャツなのは笑ってしまう。
  この、カラスの様な真っ黒な若者たちも、「髪の毛だけは茶色!」なんですからバランスが悪いはずなのに、それが大勢揃ってしまえば気にならないのも、時代背景と渋谷という地域のなせる業でしょうか。
  他にも、黒いネクタイの若者を何人か見かけたのですが、ファッションとはいえ、私には黒いネクタイだけは理解できません。もっとも、「蝶ネクタイ」は、黒だったか・・・ (~_~;) ・。
カーテン
  カーテンをドライクリーニングして、お店からお客さまにお渡ししたら、「縦横ともに、7センチも縮んでいる!」と苦情が入りました。それで、苦心惨憺の上で何とか納まりましたが・・・ (>_<) ・。
  木綿、ウール、レーヨンなどで作っている布地は、どれも3%程度は収縮する品物が多く、それが、セーターやスラックスでしたら、股下70cmの物が3%の2cm短くなっても何とか着用できますし、スラックスなどは、縮むことを考えて販売店が少し丈を長めに仕立ててくれるものです。
  たった3%といっても、それが、豪邸のカーテンの場合には天井までの高さが3mもあるために、3m×3cm=9cmも縮んでしまい、カーテンの裾が空いて外から覗かれてしまうほどになります。
  カーテンを縮まないように洗う技術は、上下をはさんで引っ張った状態で洗って乾燥まで固定している設備が必要ですが、一台で一枚ずつしか仕上がらず、乾燥までに時間のかかるこの方法は、「カーテンを買うのと大して変わらない」料金になってしまいますので一般的ではありません。
  カーテンを販売している友人曰く、「俺たちは、カーテンを洗う物とは考えていないから、縮む分を長く作っておくなんて事は、無駄の上に見た目も悪いでしょう・・・!」となるわけです。
  それでも、クリーニングで縮んだカーテンを窓際に掛けておけば、カーテンの重さで徐々に伸びて気にならなくなることもありますから、覚えておいて欲しいと思います。
  上の話でお分かりの様に、丈の長めなカーテンをお預かりするときには、「3%程度は縮むこともありますが、宜しいでしょうか?」と確認してください。他店で洗っても同じことですから・・。
カーテンの
 丈、詰まったら
  つまらない (~_~;)  


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