平成15年10月21日
候 補 者
  衆議院選挙が近くなってきましたので、テレビや新聞の報道にもその話題が多くなっていますが、知人と立ち話をしていたら、前回の国政選挙で落選した候補者の話になりました。
  知人曰く、「あの男は、いかにも庶民派の代表の様な顔をして演説などをしているが、その実態は、表と裏の顔がまったく違うんだよ!」と言うのです。
  ですから、「ありゃま、テレビに映ったりして、ちょっと見にはかなり人受けが良いように思っていたんですが、何かあったんですか?」と質問します。
  すると、「この間なんか、この先の小さな信号が青になったから渡ろうとしたら、あいつが高級車を運転してきて、向こうは赤になった筈の信号を突っ切って、俺の顔を見たのに挨拶もしなかった!」という。
  ですから、「よっぽど急いでいたんでしょうかねぇ・・」というと、「いくら急いでいたとしても、顔見知りの俺を無視したことは許せねぇよなぁ!」とご立腹です。
  そして、「そんなに急ぐなら、少し早めに家を出れば良い訳で、地元の支持者をないがしろにして選挙に受かろうという魂胆が許せねぇ!」となれば、「そうですよねぇ!」と相槌を打ちながら私の思っていた候補者のイメージが下がって嫌いになっていくのです。
無  視
  世の中には難しいことが多いもので、「お宅のお店の人たちは、商店街で会っても頭も下げない!」と知り合いの商店の奥様に叱られてしまった。
  ですから、「申し訳ありませんでしたねぇ!、注意をしておきますが、もしかして、急ぎの買い物でもしていたのでしょうか?」と汗をかきながら私は弁明します。
  すると、「そんなこと無いでしょう、のんびり周りを見ながら歩いていたもの・・・」といわれると、「御免なさい、あの人、少し目が悪いほうだから、もしかして気が付かなかったのかも・・」となる。
  続けて「私のほうが頭を下げているのに、知らん顔をされたら、なんだか馬鹿にされたような気がするのよねぇ・・!」となると、「すみませんでした・・・」と謝るしかありません。
会  釈
  それで思い出したのですが、私も、商店街などを歩いて居る時に知り合いにあって、軽く会釈をしたのに無視をされた経験が何度かありました。
  その様な時には、「もしかすると、嫌われているのかな・・?」とか、「何か、あの人の不都合なことをした事があったっけ・・?」などと気になり始めます。
  そして、「俺は迷惑をかけていないはずだから、あの人は変わり者なんだろう。これからは付き合うのは止めよう・・」と思うことがあります。
  実際には、「大事な考え事をしていて、注意力が散漫になっていた・・!」程度のことでも、「無視された!」と勘違いをされれば、予期せぬことで自分の評判が悪くなっている場合もあるのです。
  「自分には寛大!」なのに「他人には厳しいチェックを入れる」人が多いのが世間ですから、私たちも出来るだけ「微笑み・・(*^^*)・と会釈・・・ <(_ _)> ・!」は忘れないように気をつけましょう。
  先日、商店街を歩いていたら、向こうから来た人に突然会釈され、私が頭を下げようとした時には間に合わず相手の人は通り過ぎてしまった。追いかけるわけにも行かず・・・、私は嫌われてしまったか・・?。
信 号 の
 無視が響いて
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