平成15年1月15日
相  談
  「デフレで物が安くなったら、収入が減った!」と世の中は思うようにならないものです。ま、人生に悩みはつきもので、健康問題や人間関係から業績不振の資金繰りまで悩みが尽きることは無いようです。
  愚痴や悩みを相談できる相手がいれば助かりますが、話した相手が尾ひれをつけて言いふらす場合もあるので、親身に相談できる相手は少ないのが実際でしょう。
  子供のうちの相談相手は、親と兄弟と友達でしょうが、大人になれば、会社の同僚や同業者などの仲間が加わりますから範囲が広くなっていきます。
  兄弟に話すといっても、大人になって相手に連れ合いが出来たりすると内容の範囲が限られてきますし、遺産相続などでは兄弟喧嘩に発展することもありますから面倒です。
  愚痴や悩みを聞いているほうにしてみれば、会うたびに愚痴を聞くのが長時間にわたれば馬鹿らしくなるわけで、「いい加減にしろッ!」と言いたくもなるでしょうねぇ。
  コンサルタントも相談相手のうちですが、高額の割りには役に立たないことも多くて、やはり、身内と友人が一番安心できるでしょう。そこで、今回の愛論百科は、身近な相談相手の女房でまとめてみます。
夫婦喧嘩
  友人と話していたら、夫婦喧嘩の話題になりました。友人いわく、「時々、夫婦喧嘩をするんだが、俺のうちはお互いに意地っ張りだから、喧嘩をしても後始末が大変でねぇ」とのこと。
  「こっちから謝るのは癪だし、かといって、相手から謝ることは絶対にないわけだから、仕方なしに頭をかきながら『ご免ね!』とみっともないが下手に出るわけで・・」と苦笑いです。
  「でね、こっちが折角下から出ているのに、あっちは『謝ったのは、何処のどういう部分のことを詫びているのか?』と追求するんだから参っちゃう」。
  「そこで『何だって良いじゃ〜ないか!』といえば喧嘩が続くことになって、夕食が食べられないから、腹が立つけど反省点を説明をするわけでねぇ・・・」とおっしゃる。
  「喧嘩の原因なんて他愛ないものだし、女房のほうが悪い場合もあるのに、謝るのは何時でも俺のほうだから情けないが、謝ってしまえば妻が優しくなるから仲良しに戻るわけで・・・!」と言うのです。
  ですから、「さっきから黙って聞いていれば、結局、のろけを聞かされたようで、今日の勘定は払ってくれるんだろうねぇ」とは私の言い分でした。
筆 無 精
  知人は、「原因は大したことは無いんだが、毎日のように夫婦喧嘩をしている!」といいます。
  かなり派手な夫婦喧嘩を繰り返すというその知人が離婚しない理由は、何と年賀状にあったのです。超の付くほど筆無精の知人が、暮れ近くに年賀状を買ってくると、それを書くのは奥さんの役目なのです。
  年に一度の年賀状を書いてもらうために奥さんの我侭を我慢をしている訳ですから、「日本に、年賀状の習慣さえさえ無ければ!」とは知人の口癖でした。
  今年、例の知人から来た年賀状はワープロ打ちのものでした。ですから、「ワープロで作るようになったから、もう大丈夫だねぇ」と言ったのです。そしたら、「ワープロも女房が打っている!」・・・と。
  「若者の上段回し蹴りの連続に付いていけないから、極真空手に通うのを止めた!」と以前書きました。
  それで、「若い人と比べる場合には、足の長さは関係ないのかしら?」と心臓が止まるほどショックな言葉を言ったのは、・・何と、・・私が、もっとも信じていた『妻』だったのです・・・(-_-;) (>_<)。
  不況にて
     夫婦喧嘩の
         種尽きず


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