平成15年9月30日
秋 祭 り
  残暑が厳しい昨今ではありますが、季節としては豊作を祝う「秋祭り」の最中であり、方々の商店街などから、ワタ飴、たこ焼き、金魚すくいの売り声と笛や太鼓の音が賑やかに聞こえてきます。
  奥沢駅から100bの所にある「奥沢神社」の祭礼も、9月13日と14日の二日間にわたって執り行われ、「少子化!」と言われる昨今なのに、お祭りには元気な子供たちの姿が多く見受けられました。
  奥沢神社のご本尊は、真に珍しい「大蛇」ですから、お神輿も藁(わら)で「大蛇みこし」が作られて、大人はその神輿を「わっしょい、わっしよい」と担いでいます。
  江戸時代の中ごろに、厄病が流行して病に倒れるものが多かったときに、奥沢の大神のお告げによって厄除けの大蛇を巡行させたところ、厄病が治まったのだそうです。
  太鼓の写真は、奥沢の駅前で行われた『都立深沢高校』の高校生の集団です。「長野県の諏訪神社にゆかりの有る曲」で、「武田信玄が上杉謙信と戦った、川中島の戦い」の時のリズムだそうです。
  戦いの曲ですから、「ほら貝」や「ドラ(太鼓の左端)」も使って豪快に打ち鳴らす太鼓には、戦国時代の勇壮な武人を思わせる雰囲気があり、沿道に参集する観客を喜ばせていました。
「ちゃうちゃう」とは「ちゃぁうちゃぁう」。大人が担ぎますが、普通の神輿より    「かなり軽い!」とか・
↑ 藁(わら)で作った、大蛇神輿のアップ                                    
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