平成14年9月10日
厳しい残暑ですねぇ。
  厳しい暑さの影響で商店街の人通りが少ないのに呆れていたら、19年ぶりの株安が追い討ちですから、何処のお店でも、経営者が腕組みをしながら眉にしわを寄せて首をひねっています。
  残暑の中、何を勘違いしたのか、海の向こうの不思議な国に出かける御仁が居られ、特権階級の贅沢の推進と軍備増強のお手伝いでしょうか?。「自信過剰のご本人」が無事に帰って来られれば良いのですが・!。
羨ましい話
  埼玉県の熊谷市は、猛暑の気温の記録を更新し続けるほど暑いところで、「東京のエアコンや自動車の出す熱気が全部こちらにくるから、東京の連中は責任を取れっ!」と言う人もいるそうです。
  熊谷は盆地ですから、風の通りが悪いために熱気がこもるのでしょうが、東京の責任も確かにあるでしょうねぇ。それでも熊谷は、夜になれば山からの涼しい風も吹き込んで東京よりはかなり楽でしょう。
  知人が「一ヶ月ほど岡山に行ってきた・」とおっしゃるので、「東京より暑いですか?」とお聞きすると「昼間は同じ程度だが、網戸にして寝る夜の涼しさは全然違いますよ!」とおっしゃいます。
  ですから「網戸だけでは物騒では?」と言ったら、「瀬戸内海の離れ小島だから、悪い奴は居ない・」とのこと、おまけに「瀬戸の海で兄弟が釣った魚を毎日食べてきた!」となれば羨ましいですよねぇ。
ク イ ズ
  寝苦しい夜中に目が覚めて、ふと、若いころに何かで覚えたクイズを思い出しました。もしかすると、愛論百科ですでに書いているような気もしますが、楽しい話ですからご覧下さい。
  仲良しの三人組が旅行に行き、予約はしてなかったのですが、景色も良く落ち着いた雰囲気の旅館を見つけて一泊することになりました。
  泊るときに、「一泊二食で、一人当たり一万円・・・」と約束して、三人は山海の珍味に地酒で夕食を楽しみ、翌朝はアジの開きに卵と海苔の朝食で、まずは、満足の支払いとなります。
  そして、旅館の仲居さんに三人分の3万円を渡しますと、彼女は帳場の女将さんのところに持って行きましたが、女将さんは、「三人だったから、5千円をおまけとして返して頂戴!」と仲居さんに渡しました。
  仲居さんは、「三人に5千円を返したら、分けるときに喧嘩になるといけないから、分けやすいように3千円だけ返そう・・!」と勝手な解釈で2千円を猫ババしたわけです。
  三人連れは、思わぬ千円ずつの返金がありましたから何の文句も無く、仲居さんを疑うこともせずに次の予定の旅のコースに出て行きましたから一件落着です。
  ところで、少しだけ不思議に思いませんか?。まず、三人で3万円を払ったのは間違いありません。帳場の女将さんが5千円を返したことと部屋係が2千円を誤魔化したことも確かです。
  三人の仲間は、1万円を支払った後で千円の返金がありましたから、一人当たり9千円で三人分の合計27000円です。そして、仲居さんは2千円を誤魔化したわけです。
  すると、27000円+2千円=29000円になってしまい、残りの千円が何処かに消えてしまったようなのです。夏の怪談ではありませんから千円は何処に行ってしまったのでしょうか?。
  酷暑にて
      諭吉の姿
        レジに無く


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