平成14年6月11日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  日本だけでなく、外国どうしの試合にも熱が入るサッカー一色の列島ですが空席問題だけが残念です。
  どうやら、無責任な外国の小さな会社に販売の全権を任せたのが売れ残った原因のようですが、どこにでもいるお調子者に乗せられたのは、島国ゆえに世間知らずな日本人の弱点をつかれたようで残念です。
火  事
  ポプラのお店の奥さんと話している時、夏物と冬物を含めた衣類がカゴに山積みになっているのが気になり「これ、1人のお客さんですか?」と質問しました。
  すると、「裏の家がボヤになり、火災保険に入っていたから、クリーニング代を保険会社が支払ってくれるというので、ついでに全部持ってきてくれたんです」というのです。
  「ありゃま、只となれば洗うものは沢山あるんですねぇ!」と私が驚くほどでしたが、こうしてみると、家庭の中には洗うべき品物が山積みになっていることになるわけです。
  洗わないで仕舞い込めば、虫に食われたり黄色く変色する原因になりますから、お客さんには、「必ず、クリーニングをしてから仕舞って下さい・・」とお勧めください。それが、お客さんの為になるのです。
  火事の煙で匂いが付いた衣服は、以前は洗っても取れませんでしたが、ポプラでは、火事やペットの匂いを消す『良質のオゾンを使う設備と技術!』を持っていますので、殆どの匂いは取ることが出来ます。
  加工の手間が掛かる為『金額は倍』になりますが、倍額でも、消防車の水をかぶった品物を捨てないで済みますから、お客さんはお得です。尚、火事の熱で変色した部分は色が抜けていますから修正できません。
演  歌
  内緒の話しですが、10年ほど前の北風の吹きすさぶ夜の9時過ぎの出来事でした。何かの用事で妻と出かけた帰り道に、寒さに震えながらおばあちゃんが助けを求めて泣いていたのです。
  病弱を感じる程に痩せたそのおばあちゃんは、私の家の斜向かいの借家に住んでいて、身寄りが無いための1人住まいで、尋ねる人も無い寂しい境遇ということになっていましたが、近所の人達は皆、おばあちゃんのお気の毒な本当の事情を知っていたのです。
  泣いているおばあちゃんに、「どうしました?」と妻が声をかけると、「洗濯機が壊れて・・、助けてください・・・・」と必死に私達にすがりつきながら地面に座り込むほど疲れています。
  そこで私達は、おばあちゃんの家に行き大型の全自動洗濯機を調べると、故障というよりは、おばあちゃんが洗濯機の蓋を途中で開けたため、安全装置が働いた緊急停止だったようで直りました。
  実は、身寄りが無くて誰も会いに来てくれない可愛そうなおばあちゃんは、数え切れないほど部屋のある田園調布の豪邸から、お嫁さんに虐められて追い出されたお気の毒な人だったのです。
  元女優と称するお嫁さんは、自分の母親を家に入れたために主人の母親が邪魔になり、2キロほど離れた借家に体裁よく追い出したわけですから、おばあちゃんの切ない胸のうちは察するにあまりあります。
  「誰も来なくて寂しい・・」と泣いていたおばあちゃんは、2年ほど近所で暮らした後は生まれ故郷の福井県に帰り、先日、福井の病院でお亡くなりになったという話しです。
  葬儀の日にテレビに映った田園調布の息子は「最愛の母を失った、悲しい・・!」と号泣していました。2年間にたった一度しか母親に会いに来なかった息子の演技力を垣間見た私は、「彼は、歌手よりも演技を売る俳優の才能がある・・!」と思いましたが、これぞ、『演歌!』・・なのでしょうか?。
   洗わずに
       仕舞って虫と
          カビに負け


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