平成14年6月4日
縮むエリ
  ワイシャツの襟(エリ)や袖口が、繰り返し洗っているうちに縮んでくる原因は、主に、芯地がつまって表地を引っ張るためで、木綿の特性から考えて致し方の無いこととなっておりました。
  『詰まったら、つまらない!?』ので、「新しくワイシャツをお買いになる時は、エリが大きめの物をお求めになられたほうが無難です」とお客さんにお伝えするように皆様にお話しをしていたわけです。
  ところが、時代が変わり、縮んだワイシャツを伸ばすことの出来る機械が開発されたのです。昨年から発売されたのですが、改良を重ねた結果、今ではとても良い仕上げをすることが出来るようになっています。
  三菱重工の工場で作っているその機械は、ワイシャツを仕上げるときに、エリと袖口に蒸気を当てながら引っ張って仕上げますから、買ったときと同じ程度に回復することが可能になったわけです。
  それで、「本当に生地を傷めないで伸びるのだろうか?」と、その機械を製造している三菱の名古屋工場と、実際に現場で使用している同業者を何社か見学してきました。
  そして、機械の構造や強度を調べ、仕上がったワイシャツの状態を確かめましたので、「これなら、生地を傷めない安定した品質を提供できるから、お客様に喜んでいただける・・・」と確信いたしました。
エリ伸ばし
  そこで、5月15日にポプラでもその機械を導入いたしました。ですから、これからは、ワイシャツのエリと袖口の縮みは極端に改善することが出来ます。
  当然のことですが、エリの裏側に出来ていたシワも少なくなりますし、着た時に首の後ろの気になっていた凸凹も無くなるので、ネクタイのすべりも良くなります。
  この機械は高額のために、設備をした会社は、『エリを伸ばせば別料金になります!』としていますが、ポプラでは、別料金は頂かずにサービスで実行することにします。
  今までに縮んでしまったワイシャツでも、今回の機械で仕上げれば、徐々にお買い求めに成ったときの状態に戻って行きますので、お客さんに自信を持ってお勧めできるわけです。
  黙っていてはお客さんに分かるのに時間が掛かりますので、ポスターを製作することにします。お店の皆さんは、お客様に、「エリや袖口が着易いし、無料のサービスです・・」とご説明をお願いします。
 @エリとカフスが、買ったときと同じ程度の寸法を維持できます。
 Aエリの後ろのシワの凸凹が無くなるので、ネクタイの滑りも良くて着易くなります。
 B蒸気を当て、暖めて伸ばす方式ですから、生地はまったく痛みません。
 C今までに縮んでしまったワイシャツも、何度かのクリーニングで徐々に伸びていきます。
 Dこの加工は無料サービスですから、お客様にお伝えして信用を得て欲しいと思います。
  今後とも、工夫を重ねていきますので、ご協力のほどお願いいたします。
   
近日中にポスターお届けします


ワイシャツのエステ
傷めずのびーる
芯から伸びる
やっぱりポプラ
ツヤもいきいき


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