平成14年4月2日
売 り 声
  渋谷のドラックストアーやパソコンショップでは、店員がミカン箱ほどの台に乗って、「さぁ、いらっしゃい、本日のビックサービスは・・・・」とマイクを片手に人ごみに向かって怒鳴っています。
  商店街の魚屋さんや八百屋さんは、「らっしゃい、らっしゃ〜い、特売日だからお買い得だよーーっ!」などと大声で道行くお客さんに呼びかけます。
  季節を敏感に演出する花屋さんは、店先に様々に咲き誇る沢山の花を飾り、華やかな雰囲気をかもしだして通行人に対するアピールに余念がありません。
  世の中の商売を観察すると、『お店を開いて、お客さんを待っている・・』だけでなく、『積極的にお客さんにアピールする職業・』が多いことに気づきます。
  そこにいくと、床屋さん、パーマやさん、クリーニング業は地味であって、『店の中で、じっとお客さんを待っている・・』のが一般的です。
  ただ、待っているのでは面白くありませんから、「何か良い手は無いものか?」と悩んでいたら、先日、勉強会があって、その時の先生のお話が参考になったので書いて見ます。
  先生いわく、「一日に3回か4回は店の外に出て、店の前を掃除しましょう。特別にゴミなどが無くても外に出ることが大切で、掃いている時に、ご近所のお店の前も少し掃いて上げましょう」といいます。
  「そして、ご近所の方と顔があったら、『こんにちは〜・・』と笑顔で挨拶をして、愛想を振りまきましょう。何時も来て下さるお客さんが通ったら、明るく元気にご挨拶を致しましょう」と続きます。
  「お店のガラスを拭きながら、『お早うございま〜す』と通る人たちに声を掛ければ、『何時も張り切って、元気なお店ねぇ!』とお客さんにも好印象として伝わるのです」。
  「ですから、店の外に出るのは『掃除をしながらお店のアピールをする』のが目的で、宣伝活動のパフォーマンスなんです」と分かりやすいお話です。
  「気分良く挨拶をされて不満に思う人は居ません。地味な商売でも、お客さんにアピールする方法はいくらでもあるのです。ただ、店の奥に引っ込んで座っていないで、積極的に前に出ることが業績を上げていくコツなのです」と教えていただきましたが、素晴らしいアイデアと思います。
  活動的にアピールをすれば、お店のイメージアップが計れて、「感じの良いお店!」を求めているお客様のご来店が増すことは十分に考えられますから、早速、行動に移して欲しいと思っています。
ロマカワ
  『ロマカワ』ってご存知でしょうか。あまり聞いたことのない名前ですが、実は、原宿や渋谷の女の子達の間でひそかに流行っている、『白のレースをあしらったスカート』のことなんです。
  それが何で『ロマカワ』かといいますと、『ロマンチックで可愛い』という言葉を略したものだそうで、@レースをあしらった物で、Aお嬢さんタイプで、B可愛らしいイメージからのネーミングです。
  実際には、白いレースに限らず、ラインが入ったり淡い色のものも含まれるようですが、そのスカートの下には、細身のスラックスかジーンズをはくことが多いようです。
  問題はこのレース、彼女達は、道路でも芝生でも平気で座りますから、レースの破れや草のシミなどが沢山付いているわけで、お預かりする場合にはほつれも含めて点検をしてください。
  さくら散り
    三回、五回と 
      掃く辛さ


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