平成14年2月26日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  先週は、四月の陽気の日も多かったようですが、まもなく、待ちに待った『春!』の到来です。繁忙期には品物の山となりますから、古い品物は片付け、店内を管理しやすい状態に致しましょう。
  ここ数年、ビニールレザーやポリウレタン系統の品物が多くなっていますから、『スポンジやビニールと同じ素材で、寿命の短い製品である!』ことをお客様に教えてあげることも信頼されるヒントです。
自 転 車
  夕方、暗くなってから帰宅したら、家の前の道路に自転車が停めてありました。今風の若者好みの洒落た自転車で、買えばかなりの高額と思える品物です。
  新品で鍵が掛かっていないのですから「誰かがとりに来るだろう・・」とそのままにしておきましたが、2日経っても放置されたままなのです。
  ご近所の方と相談して、「盗難自転車かも知れないから、明日まで待って取りに来なかったら警察に連絡しましょう」となりました。
  そして、三日目に警察に連絡ですが、自転車に乗ってきた警察官は、一通りの状況を聞いた後で、「持ち主が取りに来るかもしれないので、もう少しこのままにしておきましょう」というではありませんか。
  ですから、「えっ、持っていってくれないんですか!?」と不思議に思って質問したのですが、その警察官の言葉に驚いたので愛論百科に書くことになりました。
  驚いた理由は、「警察官は、道路においてある自転車を撤去する権利は無く、『一時的に置いてあるかも知れない物』を移動する権利もありません」といったからです。
  「区役所の放置自転車の係りに連絡すれば、その担当者なら撤去する資格がありますから、お急ぎだったらそうして頂けませんか?」と警官の話は続きます。
  そして、「警官が区役所に電話をしても、公務員同士の場合には区役所の対応は遅いのですが、民間の方が電話をすればスグに撤去してくれるはずです」と聞くと、なんだか不思議な気分です。
  私の常識では、警察官は、公共の大いなる邪魔になるものは何時でも処分できて、放置自転車の処分は簡単な仕事だろうと思っていたわけですが、どうやら違うようなのです。
  おまけに「うっかり警官が自転車を持ち運ぶと、『個人所有の財産を持ち逃げ』したと『泥棒呼ばわり』される事もありますから・・・」と言うのを聞くと呆れるじゃーありませんか。
  『うっかりおき忘れ』たのか、『酔っ払って面倒になった』のか、『泥棒が乗り捨てた』のか分かりませんが、警察官の権限という意味で、深く考えさせられた大事件ではありました。
  下の写真は、皇居の日本武道館の側の『田安門』の桜の木の幹についていた『サルノコシカケ』と同じような物ですが、『蛙』に似ていたので写してきました。堂々とした皇居の桜の満開ももうすぐです。
  ホラと嘘
   利権と派閥の
     猿 芝 居


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