平成13年10月23日
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  今月は雨の日が多く、カラッとした秋晴れが少ないように思います。雨が降れば人通りが激減しますから、当然のことに売上も芳しくなく、特に、昼から振り出す雨には思案投げ首です。
  テロ騒ぎが長引いて困りますねぇ。テロの標的は航空機だけでなく、原発、新幹線、水源、食品などと無限に考えられますが、郵便物に炭そ菌を入れられたら防ぎようがなく困った事になりました。
狂 牛 病
  大不況に悩んでいたら、テロ騒動からアフガンの戦争がはじまって消費は下がる一方です。
  おまけに食品業界は、狂牛病の大騒ぎで、牛肉の売れ行きだけでなくブタ肉もトリ肉も敬遠されがちとなり、スーパーは肉のコーナーを縮小している始末です。
  肉をとった残りの骨や内臓、脳味噌、目玉や脊髄などをエキスとして全部使っていたとは知りませんでした。ですから、ゼリー、ゼラチン、コンソメなどの固形スープのほとんどが危ないとなっては一大事。
  そして、カレー、ブイヨン、カップラーメン、缶詰類、スナック菓子などが心配と思っていたら、化粧品までも危ないというのですから困ります。当然ながら、焼肉関係の店はがら空きですし、牛丼、ラーメン屋からマクドナルドまで、飲食業界のショックは広まる一方のようで・・。
  そこで、思うんですが、ペットフードの原材料も同じではないのか?と。そして、養殖の魚の餌やニワトリの餌にも使われるとすれば、卵を食べても・・・、などと考えたら、今夜は、眠れなくなりそうです。
達  者
  田舎の友人から、私と同年配の知人が病気で亡くなったと連絡がありました。
  ですから、「亡くなった原因は?」と聞きますと、「腸閉塞(チョウヘイソク)だった・・」と言いますから、「手術は出来なかったの?」と聞きかえします。
  医学の進歩で、腸閉塞程度の病気なら七転八倒の苦しみをしたとしても、病院で手術をすれば10日ほどの入院で治ると私は思っていたからです。
  「それがねぇ、彼は、達者が自慢だったから、八ヶ岳に一人で登山しているときに発病して、山道の脇で痛さを堪えて転げ廻っていたらしい!」と続くと怖い話しですねぇ。
  「それで、病院に連れて行ったが間に合わなかったようだ・・!」といわれると、「達者でも、年配者の単独登山は危険だよねぇ」となった次第です。
  そこで、数年前に腸閉塞で手術をした先輩に電話でお聞きしたら「腸閉塞は、一刻をあらそう難しい病気だから、『緊急手術』になる場合が多く、タイミングが遅れれば死ぬ確率が高い!」と教われば恐ろしい。
  「そして、腸の手術は、今までの食べ物の通り道を急に変えることになる訳だから、身体が適応するまでにはかなりの時間が掛かる事と、『節制』が大事なんですよ・」と言っておられました。
  「まぁ、『行革』も、腸の手術の様なもので、今までの流れと変えられれば、体調を崩したり死んだりする場合が出てくるのは致し方ない!」と、とんでもない方向に話題が変わったので、「難しい行革の大手術に頼りない内閣では、『中小企業は、死ねッ!』ということですかねぇ!」と寂しい秋の夕暮れでした。
  若 者 も
    マックと牛丼
      避ける秋


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