平成13年5月22日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  不景気が長引いているとはいえ5月の前年対比の数字はひどすぎます。発足早々の小泉さんに期待しても無駄な事は分かっているのですが、私たちの努力にもかかわらず結果が悪いのは何故なんでしょうか。
  飲食店を経営している友人に聞いたら、「連休で、お客さんが出かけてカネを使い果たしたようで、俺たちの業界は全部死んだようなものだ!」との事ですから、商人には、かなり厳しい夏になるようです。
上  様
  先日、友人と飲食店で楽しんだあとで、支払いをするためにレジの所に並んでいたら、前で支払いをしている少し年配のお客が怒り始めました。
  自分が怒っているときは、ある程度世間体を気にしたりするものですが、他人が自分に関係ないことで興奮して大声を張り上げているのを見ているのは楽しいものです。
  ですから、興味がわいて聞き耳を立てると、飲食代を支払って領収書を書いてもらうことについてのトラブルのようです。
  レジの女性が、「ですから、『上様』って書いてはいけないと上司から言われているんです」と説明すると、お客は、「俺は、『上』っていう苗字なんだからしょうがねえだろう」と怒鳴っているのです。
  領収書を書いてもらう時に、「上様で良いよッ!」と言えば、大抵のお店ではそれで書いてくれますが、たまに、「お客様のお名前で書くことに決まっておりますので、申し訳ありませんが・・・」という場合があって、今回がその手のお店なのです。
  一騒動の末にお客の言い分が通って、『上様』で書いてくれたようですが、本当に苗字は『上さん』だったのでしょうか?。もし、上さんの苗字があるのなら、『下さん』のお名前だって居られるでしょう。
  もし、下さんが領収書をもらうときに、まさか、「下です」とは言えずに、『上様にして下さい』とでも言うのでしょうかねぇ。
  苗字では、『中さん』も知り合いに居ますから、彼はどうしているのだろうかと考えはじめたら、今夜は『寝られなくなってしまいそう』です。
あげあし(揚げ足、挙げ足とも書きます)
  玉川高島屋の鮮魚売り場に行ったら、切り身の入ったパックに『お買徳』と書いてあった。
  損・得の場合には、『得』ですから、普通は『お買得』と得の文字を使うはずなのだが、高島屋ともなれば、一ランク上の商品を提供している意味もあっての『徳』の表示なのだろうと感心した次第です。
  もう一つの挙げ足。友人A氏の家に行ったら、ご夫婦の楽しい会話がありましたのでご紹介です。普段、何気なく喋っている言葉の中にも結構楽しい話題があるものです。
  A氏が、「お母さん」と奥さんを大きな声で呼んだ後で、「あッ!、お母さんのこと『お母さん』って呼んじゃいけないんだよねぇ。お母さん」と言ったのです。
  そしたら、「そうよッ。夫婦なんだから、お父さんの事も『お父さん』って呼んじゃいけないんだよねぇ。お父さん」とお勝手から奥さんの大きな声が聞こえました。
  仲が良いのか悪いのか、私が居たからあの程度で治まったのか、愉快な夫婦の楽しい会話で、私の見識が広くなったような気分です。
揚げ足です。
 あの大臣
   寿命のほどが
     気にかかり


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