平成13年12月25日
一年間、ご協力をありがとう御座いました。
  今年最後の愛論百科です。似たような文章があるとはいえ、長く続くのには我ながら驚いています。
  大不況に打ちひしがれた一年でしたから、文面に『愚痴が多い』のはご容赦ください。ご迷惑でなかったら来年も続けていきたいと思っております。尚、皆様からのご意見を頂戴できれば幸いです。
正月料理と洒落
  ご存知かとは思いますが、お正月料理で使われる材料の洒落について少しだけ書いてみましょう。
  まず、@『豆類』と小魚の『ごまめ』は「まめに生きられる」の洒落です。A『田作り』は『ごまめ』と同じ小魚ですが、「豊作を祈願して田に蒔いた」ところから名がつきました。
  次に、B『蛸』は「多幸」で、C『凧』も「多幸」です。D『鯛』は「目出たい」です。 E『海老』は「腰が曲がるまでの長寿」です。F『数の子』は「沢山の子宝に恵まれる」です。
  G『昆布』は「喜ぶ」です。H『牛蒡(ゴボウ)』は「五宝」です。I『餅』は「金持ち」ですが「力持ち」でもあります。J果物の『ダイダイ』は「代々栄える」意味です。
  K『竹の子』は「すくすくと育つ」です。L『スルメ』は「寿留米」ですが、『スル』から損を連想するために『当り目』ともいいます。M『レンコン』は「見通しが良い」です。
  N『茄子』は「成す」です。O『玉子』は「黄金」となりますが、正月料理を並べてみれば、こじつけの『駄洒落特集』ですから、『三つ葉』を『満派』とすれば、国会の正月料理になりそうです。
  正月などに飾る絵で、ご年配のご夫婦のお爺ちゃんが熊手を持ち、お婆ちゃんが箒(ホウキ)を持っているのがありますが、あれは、『高砂の爺さん婆さん』で、「お前、百まで、わしゃ九拾九まで」と言い、長寿を願って100歳と99歳まで生きたいという長生きの洒落です。(百→掃く。九まで→熊手) 
  もう一つ、おまけです。古いお店の壁などに、『春・夏・冬、二升五合』と書いてあるのは、『春・夏・冬』には、『秋』が無いので、『商い』、『二升五合』は、一升枡が二つで、『ますます』と読み、五合を半升と解釈して、『繁盛』ですから、『商い、ますます繁盛』となります。
  思いつくままに書き込みましたので、間違っていたら、御免なさい・m(__)m・・m(__)m・。
  今年も大詰めです。正月休みは、初詣の雑踏で風邪を感染されることも多いようですから、健康には十分にご留意されてお過ごしくださいますよう。皆様の日ごろのご協力に御礼申し上げます。
先日、浅草の羽子板市に行きました。 来年も、宜しくお願い申し上げます。
写真は栄えある最優秀作品です。 良いお年を!
   願 望 は
      まとめて午に
          先 送 り


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