平成13年11月20日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  日増しに寒さが増してきたようです。健康第一ですから風邪には充分にご注意ください。
  アメリカでは、またも航空機の事故ですから、これでは恐ろしくて飛行機に乗ることが心配になり、海外はもちろん、国内の旅行者や出張なども航空機の利用を減らす人が増えることでしょうねぇ。
  海外旅行が激減して、旅行社の経営が悪化したり、米軍基地のある沖縄への旅行者も極端に減っているそうですが、考えてみれば、鉄の塊が空を飛ぶんですから事故があっても不思議ではありません。
  話は変りますが、私が子供の頃、田舎の道路を作ったり崖を崩したりする時に『ダイナマイト』を使用していて、私たちが爆弾を仕掛けるところを見ていると、工事の人が知り合いだった関係でダイナマイトを触らせてくれましたが、『砲丸投げの黒いボール』の形ではなかったのです。 (発破(ハッパ)と言ってました)
  その頃の記憶では、蝋燭のような形で白く、消しゴム程度の堅さでしたから、細い岩の隙間にお餅のように伸ばして差し込むことも可能でした。勿論、点火する時には「岩の陰に隠れろ!」と言われましたが。
  ダイナマイトをセットするとき、退避する距離により、導火線の燃える時間を考えてから、ボビンに巻いてある導火線の長さを調整して切り、切った導火線をダイナマイトに差し込むのですが、ご存知でしたか?。
  私は、ダイナマイトは鉄や火薬では無いために、金属反応せずに航空機に楽に持ち込めると思います。 そして、マッチ箱も、困った事に、テロの犯人がその手を使うことは誠に簡単なような・・・?。
ドン・キホーテ
  今回のイラストは、『ドン・キホーテ』の雄姿ですから、主人公の生い立ちなどを書いて見ます。
  歌舞伎で、市川染五郎さんが『ラ・マンチャの男』というのを長く公演していましたが、その主人公が『ドン・キホーテ』です。そして、ラ・マンチャとは、スペインの田舎の地名だそうです。
  作者は、1547年に、スペインの外科医の家に生まれて、トルコとの『レパトンの海戦』で左手を負傷した経験もあり、58歳の時に書いた『ドン・キホーテ』で大成功を収めました。
  文章は、「古い話ではなく、スペインはラ・マンチャ地方の村に、槍や古びた盾を部屋に飾り、やせ馬と足の速い猟犬をそろえた早起きの50歳近い紳士が居た・・」の様な書き方で始まります。
  痩せこけた紳士の名は、『ケサーダ』、又は、『キハーダ』であったが、自分で勇ましい名前に変えて、『ドン・キホーテ』とし、やせ馬には、『ロシナンテ』と名前を付けます。
  そして、近所に住む少し脳味噌のたりない百姓の男を、「どこかの島の領主にする・・」と騙して二人で旅に出るのですが、このロバに乗った従者が『サンチョ・パンサ』です。
  そして、風車に突進したり、羊の群れに突き進むなどと、ずっこけた騎士を描いて行くわけですが、読んで感じるのは、作者自らの体験を通して、戦いの虚しさを表したかったのではないでしょうか。
  尚、原作は、第四篇で終わっていて、それを『アベリャネーダ』という人が引き継いだ『贋作ドン・キホーテ』があり、これもかなりの人気があったそうですが、贋作(ガンサク)を書いた人は、本名、生年月日、職業、身分などは全て不明とされています。



通常の道路工事では、右の
タイプの爆弾は使いません。


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