平成12年9月19日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  一足先にスタートした直営店の『汗抜きW(ダブル)クリーニング』は、お客様からのご依頼が好調です。今年の夏の暑さで汗まみれの状態ですから、スッキリするのを望まれる方が多いのは当然なのでしょう。
  先日の愛論百科の『名前』の件ですが、苗字の読み方は、あの時に書いたのはほんの一部で、例えば、『一』と書いて『いち』『かず』『はじめ』は誰でも思い浮かべますが、『にのまえ』とも読むのです。
  何故『にのまえ』と読むかといえば、2の前が1ですから間違いではありません。昔の人の風流な遊び心には感心します。次に、阿、井、宇、江、尾。の皆さんも、一文字ですから、『あさん』であり『いさん』なのです。結婚式ともなれば、『あ家とい家が目出度く結ばれて、ア・イ(愛)をはぐくむ』となるわけです。
ワカらない。
  先日、汗抜きWクリーニングの説明文をパソコンで作っていた時に、工場に書類をファックスで送った後で、阿部君と電話で文章の説明の手順などを相談しておりました。
  そして、打ち合わせが済んで説明書の印刷を始めましたが、ふと思いついたことがあって印刷を中止して文書を再確認したら、心配した通り『品物が痛む』と書いてあります。
  『痛む』の使い方は、頭や腰が痛いとか、腹を痛めて生んだ子供などの場合に使う文字であり、布地の場合には、家の屋根が傷む、損傷する、魚や野菜が傷むなどの『傷む』を使うべきでした。
  ですから、20枚ほど印刷した紙を破棄し改めて印刷をしたのですが、紙の無駄よりも、『間違った文書を皆さんにお渡しする前で良かった!』と、つくづく思うのです。
  考えてみれば、何と言っても浅学非才の身ですから、愛論百科≠焉A自分で気が付かないだけで間違いや勘違いの連続なのでしょう。誠に申し訳ないことに発行した後で間違いに気付く事もあるのです。
  でも、少し言い分けをすれば、パソコンを打つ場合、『最初に出てきた文字が正しい!』と信じてしまう傾向があり、考えもせずにその文字を使ってしまうのは私だけではないようです。
  先日、友人のお店を訪問した折、機械の図面を見せられ『この部分、ワカる?』と聞かれて『ワカるよ』と答えたが、この場合の『ワカる』は、分かる。判る。解るの内どれなのだろうかと考えたがワカらない。
  いい歳をして、『その程度の字がワカらないのか!』と言われるかもしれませんが、何とも悲しいことにワカらないのだからしようがない。ですから、ワカった振りして使いワケているのが現状です。
  『難しい!』と言えば、合う、会う、逢う、遭う、遇うと同じような文字が『あぅっ!』となるほど沢山あり、見る、看る、診る、視る、観るも見分けられず、硬い、堅い、固い、難いの他にも、有る、在る。そして、貼る、張るの使い分けもワカらない私は常にパニック状態です。
  そういえば、『店マワりをしてくる』と言いながら、この場合の『マワる』も、回る、廻る、周るとあるので判断に苦しむ。国語好きの先輩に相談したら、「話しが面白ければ、多少文字が違っても問題ないと思うよ!」とおっしゃったが、この言い方だと愛論百科≠ヘ余程誤字が多いらしい。
  さて、愛論百科の継続のためと、これ以上私が恥をかかないために『指導してあげよう!』という親切な方は居られませんでしょうかねぇ。ご指導いただいた御礼は『一番先に次号を読める事』だけですが。
お モ チ
  同業者の店の前を通ったら、『お客様にお願い』とワープロで作った紙が店先に貼ってありました。
  その箇条書きの中に『上下の品物は一緒にお餅下さい』と書いてあったが、『お餅』とは時期はずれで実に愉快です。でも、お客さんからのプレゼントに『お餅をお持ち頂く』こともたまにはありますしねぇ。
  でも、染めの弱い品物は色が褪めやすいので、片方だけを洗うと色が変わることがあります。この『上下を一緒に』は大切なお願いですから、是非ともポプラのお客様にも皆さんからお伝えください。
  ワープロとパソコンの発達から、方々にご自分で作られた楽しいポスターが目立っておりますが、私同様に、ワカったようでワカっていない場合には、愉快な『新語』が見られそうで、街を歩くのが実に楽しい!。
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