平成12年4月11日
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  3月29日頃に開花の予定の桜が、4月1日に伸びたのですから3月末の冷え込みは格別でした。
  その影響が大きかったと思いますが、3月の数字は誠に厳しく、前年を大きく割ったのが残念でなりません。でも、ここ数日は花見を楽しめる温かさですから、今後に期待したいと思っております。
総 選 挙
  日頃、不況の対策に頑張っておられた上に、『ブッチホン』で親しまれた小渕さんのご様態が優れないようで心配です。まだ、62歳とお若いのですから何とか復帰して欲しいと願っております。
  ピンチヒッターの森さんは、見た目は100`を超す大柄で安心感があるのですが、『ノミの心臓!』と『白髪染めの伸び過ぎ』が気になります。もう一つ、森と言うと、@森の石松。A鈴ケ森。Bタモリにイモリとあまり上品でないのも気になりますが、ま、庶民的でもあるわけで・・・。
  おそらく、6月頃に総選挙になるのも避けられないでしょう。選挙と言えば、友人関係に選挙になると張り切る人達が多く、『何故、あんなに頑張るのか?』と何時も不思議に思っていたのです。
  で、「メリットがあるの?」と質問したら「選挙の時に応援しておけば、交通違反は区議のレベルでも『もみ消して』くれるし、儲かる情報はいち早く知らせてくれるから、絶対に損は無いッ!」といいます。
  ですから「交通違反をチャラにしてくれるの!」と驚くと「当たり前だよッ。そんなのは常識で、いろいろ面倒見てくれなけりゃ〜誰も応援するはずが無い!。所詮、選挙の応援は国の為より自分の為よッ!。新潟の交通違反もみ消し事件なんて日常茶飯事、ばれたのは運が悪かっただけ!」と、おっしゃった。
  そして「議員は他に何ができるのッ!?」という。6人で飲んだ席の3人は、公共事業の受注。役所の書類のフリーパス。建築違反の黙認などの多大なる恩恵を受けていたのですが、酒の席でしたから、本音なのかホラなのか『言論の自由の国』に生まれた幸せを『選挙の恩恵の全く無い私』は満喫しています。
サ ク ラ
  華やかなピンク一色の桜が綺麗ですねぇ。『サクラ』の言葉は響きもいいですし、『サクラ』と一言聞いただけで、ほのぼのと気分が明るくなる事を考えると『日本人の心の花』のように思えます。
  サクラと言えば、公園や小学校の校庭のサクラが身近ですが、不思議な事に、サクラの咲く頃には、毎年のように雨が降り強風が吹いて私達の楽しみの邪魔をします。
  今年も七分咲きとなったサクラを楽しんでいるときに、5日は一日中雨が降り、折角のサクラの鮮やかな色を褪(さ)めさせてしまって誠に悔しい思いをしました。そして6日には強風です。
  私は、洗足池(公園の桜は197本)や多摩川の土手に咲くサクラが好きですが、池上本門寺のサクラも実に見ごたえがあり、風格さえある大木のサクラの花の豪華さはしばし見とれてしまうほどです。
  ところで、80歳に手が届く知人Aさんは池上本門寺の境内の掃き掃除を長いこと行っております。Aさんは、夜が明けるのを待ちかねたように掃除用具を携えていそいそと境内に向かうのです。
  Aさんいわく、「毎朝、2時間から3時間の掃除をして帰ると、実に朝飯が旨いし健康にも役立つ上にお寺さんにも喜ばれて、一石三鳥の得と徳がある!」とおっしゃいます。
  「サクラの花が咲くと綺麗なのはいいのだが、掃除が大変になって、雨でも降れば尚更に地面に花びらが張り付いて始末が悪いし、秋にはサクラの木の葉が沢山舞い散って!」と聞くと、「そりゃ〜掃除が大変でしょうねぇ!」とご苦労の察しがつきます。
  そして、「年甲斐も無く愚痴を言えば、世の中には時々さもしい人がいて、掃除をしている私を軽蔑した目で見る人や『しっかりやれ!』などと威張る人まで居るのには呆れる」とおっしゃいます。
  実は、Aさんの掃き掃除は、まったくのボランティアであって、『しっかりやれ!』などと言われる筋合いのものではないのです。ま、見た目だけで物事を判断してはいけない見本のようなお話しでした。
  鮮やかな
    散り際見せし
       ピザの妙


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