平成12年3月14日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  『三寒四温』を大辞林で調べたら、『寒い日が三日ぐらい続くと、その後四日ぐらいは温かいと言う事。冬季、シベリア高気圧が一週間ぐらいの周期で寒気を吹き出すために生ずる現象』と書いてありました。
  ぽかぽかと暖かい日が交じり、花屋さんの店先には、桜草、水仙、チューリップ、パンジー、ラナンキュラス等の鉢植えが並び、スイトピー、フリージアなどの切花も色鮮やかに咲き誇っています。
  日の暮れるのも幾分遅くなってきました。間もなく、ピッカピカの一年生が飛び回り、小川のせせらぎが楽しいリズムを奏でる季節、いよいよ待ちに待った『春到来!』です。
  春は衣服の冬物整理の時期ですから、大不況の中とは申せそれなりに品物が集まるのが恒例です。体調を整えて、店内の不要な品物は片付け、活動しやすいように整理整頓をして下さい。一人でも多くのお客様から『清潔で、気分のいいお店ねっ!』と信頼をえられるように。
花  粉
  今年の花粉の飛ぶ量は『昨年の八倍』だとか申しますが、思えば、私の子供の頃には花粉症という病気は無かったような気がするのに、くしゃみと大きなマスクの花粉症で悩む人が多くて誠にお気の毒です。
  友人と話していたら、「ゴルフに行って、大きな木が立ち並ぶ下を通ったときに風が吹いたら、その木々から沢山の花粉が飛んで、それは実に綺麗だった!」とおっしゃった。
  「でねっ。俺も花粉を浴びたその日から花粉症になっちまって!」というではありませんか。「急性、花粉症ってやつかねぇ」と私は言ったが、何処に災難があるか分からないもんですねぇ。
  友人に「で、今も治らないの?」と聞くと、「三年ほど苦しんだら、何時の間にか楽になって・・」とのことでしたが、突然、花粉症になり、気付いたら治っていたという不思議なケースです。現在お悩みの皆さん方も『突然治ることもある!』のですから、希望を捨てず、お大事になさってください。
写  真
  最近のお客さんは、スーパーで買い物をして、野菜がいっぱい入っているポリ袋を平気で見せながら、近所の八百屋さんで大根だけを買うなどの行為は当たり前になっています。
  例えばクリーニング業も、ワイシャツはA店に出し、ドライ物はB店でデラックスはC店などと使い分けているお客さんも多いと思います。
  写真の場合も同様で、私もDPEをお願いするのに二軒の写真やさんを使い分けていました。この『いました』というところが問題です。最近、片方の写真やさんを利用しなくなってしまったのです。
  その理由は、前日に出した写真を受け取りに行ったとき、写真屋の奥さんから「お店、店舗改装したんですねッ!」と言われたからです。以前にも、「江ノ島の桜、綺麗ですねぇ!」と言われた事があった。と言う事は、写真の現像をしながら、『これを話題にすれば喜ばれる・・!』と作戦を立てているのでしょう。
  しかし、意識して写真を見なければ知らない筈の話題に、私は『おせっかいな奥さん!。プライバシーに触れられた!』と感じて、『総ての行動や生活を盗み見られている』ようにさえ思ってしまうのです。
  商売は、『親切』と『思い遣り』を大切にして、お客様と『心の通うお付き合い』をするのがベターと言いますが、ややもすると『相手の嫌がる分野まで踏み込んでしまう』ことがあるようです。
  先日、『最近、写真を撮らないんですか?』と例の写真やさんに話し掛けられましたが、『何処にも出掛けないから・・』と体裁を繕いながら、あの日以来、あのお店は利用していません。
  『親切にも、程度が必要』と感じた『写真やさんの大事件?』でした。
 親 切 を
   ゆがめて写す
    未熟かな


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