平成12年2月29日
いつもご協力下さいまして有り難うございます。
  私が加盟しているロイヤルチェーンの親しい仲間が、『リンパ腫瘍』という難しいご病気で、ご家族様の懸命の祈りも虚しく、2月20日の日曜に天国に旅立たれたのです。誠に残念な急逝でございました。
  物知りで、心温かく、誰からも親しまれる方だっただけに、21日の通夜と22日の告別式には、大勢の皆様が『キリスト教の聖堂』に参集し、故人のやすらかなるご冥福をお祈りいたしました。
  故人は、健康そのものの身体がご自慢で、『入院なんて一度も無い!』と口癖のように仰られていたのです。しかし、リンパ腫瘍の病魔は、健康な人ほど進行が早いという悲しい運命でした。
  私がお見舞いにお伺いした時に『まだ、やり残したことがある。死ぬわけにはいかないッ!』と力強く仰られた言葉が耳に残ります。故人のご無念をお察し申し上げますとともに、ご家族の皆様が、故人の分も健康で長生きをしていただける事を神に願い、・・・合掌。
カラスの子
  春のポスターの真中に、『可愛いカラスの親子』のイラストを入れました。そして、思った。歌にも出てくる『カラスの子』ですが、私はカラスの子供を一度も見たことが無い。
  スズメの子供は、ふっくらと産毛の残った可愛い姿で、枝から枝へと少しだけ飛んで、親が側でそわそわと心配げに小雀を見守っているから分かるのです。
  しかし、長野の田舎でもカラスの子供を見た記憶がありませんし、東京のゴミの日にも子供は見かけません。いったい、何処でどんなふうに育っていくのか気になって、上野の動物園に電話です。
  そして、疑問は少しだけ解明しました。カラスは、春から初夏に掛けて高い木の上に巣を作り、3〜4個の卵を一ヶ月ほど温めると雛がかえります。そして、一ヶ月ほどで巣立つのですが、子供は親と変わらないほど大きく、くちばしの脇が幾分赤いのが親との違いの見分け方だそうです。
ゆ で 卵
  第三京浜を車で走って、都築のサービスエリアに寄ったときにラーメンを食べました。
  一杯420円のラーメンの券を自動販売機で購入し、カウンターで券を渡して暫くしてから渡されたラーメンを、お盆で受け取って連れと二人で席につきます。
  そして食べ始め、半分に切ってあるゆで卵を箸で持ち上げて『おやッ!』と思った。『半分にしては少し丸みが足りない』ように思う。
  連れの分を見ても、やっぱり薄い。二つを合わせても丸くならないではありませんか。卵は楕円形の物とは言え、薄べったい卵は珍しい。どう見ても、あと7ミリ程度は真中にあった筈と思うのです。
  かと言って「俺の残りの卵はどうした!?」と問い詰めるわけにも行かず、辛抱強い私は「あの時は、たまたま間違ったのだろう」と太っ腹のところを見せていました。
  で、今回また都築に寄ったのです。そしたら、やっぱり薄べったい卵ではありませんか。もしかすると、三つに切って三人分にしているのか、他の料理に使用しているのかも知れないのですが、奥ゆかしい私はその質問ができません。御存知の方がおられましたら『私のへずられた卵の行方』を教えて下さい。
  卵で思い出した。プロレスラーは、怪我をしたところに『ゆで卵の薄皮』を貼ると傷が早く治ると言っていた。もしかすると、へずられた卵は、第三京浜の道路のひび割れの修理に使っているのかもしれない。ならば『必ず、事故の減少』に役立つ。ここは、少しへずられたくらいで文句を言うのは止める事にしよう。
  今回発行するために出来上がっていた上記の文章とは申せ、最初に、悲しいお話しを載せながら、その下が品の無い話題になった事をお詫び申し上げます。大変失礼致しました。
  七ミリに
     抗議もせずの
       太 っ 腹


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