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セルフメディケーション
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某ドラッグストアCMでも使われ、日常生活の中で耳にしたり、目にしたりするようになってきました。

セルフメディケーション(Selfmedication)とは、何ぞや。

直訳すると、Self(自身)で Medication(薬物治療)
”自分で治療”?!

もう少し意訳していくと、自身でコントロールすることにより、自身の健康を管理するといったことです。

そこでは、薬局で売られている市販薬や健康食品を利用することもあるでしょう。

そんな部分から某CMでセルフメディケーションという言葉を使うようになっていますし、地域薬剤師会でもこういったセルフメディケーションを推進している場面も見受けられることがあります。

病気を自分で治すのではなく、”病気にならないように健康を自己管理する”ことなのです。

欧米では日本と保険制度が異なることもあり、非常にこの意識が高いそうです。
イギリス圏に住んでいる人に聞くと、とにかくまずはホームドクターを受診し、そこで紹介状がなければ決してそこからステップアップした病院にはいけないそうです。
だからといって、すぐにホームドクターが薬を処方してくれるということはないそうです。

病院に行けば、薬をもらえる、この考えがないため、常日頃から常備薬を用意し、代々その家・国に伝わっている民間療法のような処置をしているわけです。

予防が命、ということですね。

ということは、まずは、規則正しい生活。

そのためには、食生活・生活習慣が大切です。

例えば、筋緊張性頭痛(肩こり由来の頭痛。片頭痛とは異なる)を持っているあなた。

姿勢はどうですか?ストレッチをして体をほぐしましょう。冬、室内が温かすぎてぼーっとして頭が痛くなるときには少し冷たい空気にあたりましょう。

眼精疲労もちのあなた。

まばたきを忘れて一生懸命パソコンを打ち続けていませんか?時には、画面から眼を離して、遠くを見つめましょう。家に帰ったら蒸しタオルで眼を温めて休ませましょう。

私としては、薬や栄養食品、サプリメント等はサブ的な存在だと思っています。

もし、何か薬を買う状況になったら…

きちんと薬局にいる薬剤師に相談して下さい。今飲んでいる薬はありますか?薬でアレルギー、副作用を起こしたことはありませんか?症状も聞かずに売りつける薬剤師は避けましょう。

そして万が一、すっきりしない状態が続いたら・・・

無理は禁物です。自己判断でいるのは危険です。病院を受診しましょう。

こちらのサイトでは”節約”に関して取り扱っていますが、”節約”を重視するあまり、”(心身を含む)不健康”になっては本末転倒です。

自戒を込めて、気をつけましょう。