ドクターハラスメント〜ドクハラ〜 |
|
ドクターハラスメント、いわゆる医師をはじめとした医療従事者による言葉、態度、雰囲気による精神的・肉体的苦痛です。(臨床外科医だった故・土屋繁裕先生による造語です) 特に嘔吐反射では”甘えている”などといった罵声を浴びたり、反射がでているにも関わらず半ば押さえつけられるように経験がある方もいらっしゃるようです。 幸い私は予め嘔吐反射が強いことや、そういった患者対応ができる病院かどうかといった部分で歯科医を選んでいたので歯科医で嫌な経験はありませんが、小児科医で反射のために喉が見せられず怒られ続けたといった経験をもっています。 もちろん、医師が苛立つ気持ちも分かります。 通常10分でできる治療が反射がある患者の場合、そう簡単には進みません。 レントゲンから悪戦苦闘してしまうので、予定していた治療の半分もできないことがあります。当然、予約制がほとんどの歯科ですから次の患者さんの時間に食い込んでしまいます。 でも、だからといって怒鳴りつけたり、無理やり治療を進めてもいいのでしょうか? これを読んでいるあなたがもし、そういった苦痛の中で治療を受けているのであれば、病院をかえることを強くお奨めします。 内容によっては法的措置もとることができますが、そこまで大袈裟にしたくはありません。 簡単にできるのは病院をかえることです。 医師が患者を選ぶのではなく、患者が医師を選ぶのです。 自分の意思で病院を選び、治療を受けられることを願っています。 【おまけ】 土屋医師はご自身の医師としての体験も踏まえてこのハラスメントに関する著述もしています。挨拶をしない、威張らない、専門用語を並べない、といったドクハラ医師のチェックポイントを列記されたりしている本もありなかなか興味深く読めました。(以下は土屋先生の代表作です) ■ストップザドクハラ ■ドクターハラスメント |