飲み薬・局所麻酔スプレー |
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原因は様々でも、実際に治療が行えないと歯はどんどん寿命を終えてしまいます。 できるだけ自分の歯を残して、自分の歯で食べる幸せを感じていたい。 でも治療が怖い。治療中の反射が辛い。セルフケアも限界。 ここで、少し自分以外の薬の力を借りることがあります。 【飲み薬】 医師によりここの部分は様々ですが、一部の医師では恐怖心が強い場合やトラウマによる反射が強い場合などに飲み薬を診察前に服用してくるよう指示をだすことがあります。 *ちなみに私の場合は職業が薬剤師ということもあるからか、反射が強すぎるのかわかりませんが、最初からこの項目は素通り。 ごくごく弱めの気持ちをリラックスさせて、少しぼーっとするような、とはいえ寝ちゃうくらいの薬ではない安定剤のような薬を診察前日、当日に服用してきて、治療を行う場合があります。 これの効果は個人差がありますが、私の主治医は他の患者さんに処方することもあると話していました。 診察の前日に緊張のあまり寝られず、がちがちに固まってしまったり、治療の椅子に座るだけで震えがきてしまうような方ではこういった薬が役に立つこともあるそうです。 薬剤師の立場から注意をさせていただくと、くれぐれもこういった薬を服用してから歯科医に向かう場合には、自分で運転するといったことは避けて、公共の乗り物を利用してください。 ちょっとした条件反射が鈍くなってしまうことがありますので注意しましょう。 【局所麻酔スプレー】 胃カメラの時などにも用いられる咽頭反射を抑えるために使われる軽い麻酔薬のスプレーを治療前に喉奥に吹き付けることで反射を抑えることができます。 私自身も静脈鎮静法でも反射がでてしまう奥歯の治療の際にキシロカインスプレー(商品名)用いたことがありますが、これがまずい! スプレー後すぐにうがいをしてしまうと水に流されてしまうので、苦さを我慢して浸透するのを待ちます(1〜3分)。そしてその後軽くうがいをすることができます。 口の中がしびれのようなちょっとぼわっとした感じになり、唾液が飲みにくい感じになりますが、このスプレーを併用することで治療が行えました。 *私は1回では不十分で追加スプレーされ、もうやけになったのを覚えています。(というか、これでだめなら全身麻酔で治療するしかない、といわれていたのでその必死さもありました) |