フッ素について |
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通院中やたらと主治医がフッ素入りを奨めたり、フッ素を塗るという方法を院内で見かけたりしました。 このフッ素って何でしょう? 【フッ素の働き】 フッ素には@歯の質であるエナメル質を強くするA虫歯になる原因菌の働きを抑えて虫歯を予防する、といったことが知られています。 Aの予防効果は20%前後ということでフッ素を使ったからといって虫歯にならないわけではありませんのでご注意を。 このフッ素はできるだけ定期的に摂取して口内に留めておくことでより効果を発揮するため、1日3回の歯みがきに使う歯みがき粉にフッ素入りを使うことが推奨されています。 歯みがき粉の成分のフッ化ナトリウムやフッ化第一スズという表示がこのフッ素に該当します。 院内で販売されているものは一般のドラッグストアなどで販売されているものよりフッ素の量が多いものがありますが局所的な使い方ですので、使用量を守っていれば過剰摂取の心配はないと主治医からは言われています。 【フッ素の塗布】 保険が適応されない自費診療になりますが、最近ではフッ素を歯に塗るという方法もあります。 フッ素の働きを期待して歯に塗ることで虫歯になりにくくします。特に永久歯が生え始めた子供に効果があると言われていますが、大人になってからでも効果がないわけではありません。 定期的な塗布が推進され、一般的には3ヶ月に1回くらいの頻度が推進されています。これらの費用は病院によりまちまちですので、興味がある方は主治医に確認してみてはいかがでしょうか? (私の通院先では3000円でした) ちなみに私はこういった作業も静脈鎮静法を使わないとできないため行った事はありません。 【フッ素洗口法】 これは主治医に処方されたフッ素入りうがいでケアする方法で、定期的にうがいをすることでより虫歯になりにくくなると言われています。口に入った液体を吐き出すことができる年齢になれば使用可能です。 一般的な使い方は毎日法と週1回法があり、これらの違いはフッ素濃度に依存します。 歯みがき後にフッ素洗口剤を口に含み、飲まないようにうがいをしてから吐き出すだけという簡便な方法です。(うがい後はうがいは不要で飲食も30分から1時間は禁止) 歯科医師の指導の元で行い、洗口剤は歯科医から処方されます。 実は、この方法は院内の表示を見て私がトライしようと思った方法でした。主治医にも聞いたのですが、まずは歯ブラシの徹底を言われ見合わせることになりました。 参考:厚生労働省 フッ化洗口ガイドライン |