口径7.6cm/F=10 と 口径10cm/F=7.7 屈折望遠鏡で撮影
水星、金星/ Mercury,Venus
宵の明星を毎週写すことが出来た。
2月から3月2週目までの画像 / Venus 2017 Feb. - Mar. (36kB)
東方最大離角が大型連休週にあった。この日は透明度の良い快晴で気流も比較的良かった。
近くに輝く金星を道しるべに太陽系内を進むように水星を導入できた。
6秒間撮影のハイビジョン動画より作成。
日食グラスで肉眼で見る金星は針穴のような点にしか見えなかったが、
望遠鏡で見る印象は「ずいぶん大きく見えるな」だった。
黒点より黒い金星の影。金星大接近の一日だった。
10cm太陽用反射望遠鏡、GPD赤道儀で撮影。
第1、第2接触は雲で見えず、第3接触後曇り第4接触は見れなかった。 10時撮影の太陽をベースに日面外周で位置合わせをして金星の経過を組み写真で表わした。
全経過の表示/ large picture (59kB)
地球に近づき太陽、水星、地球が並んだ内合の時でも水星の視直径は10秒角で太陽の約200分の1の大きさにしか見えない。
太陽面左端に見えている黒点より遥かに小く、太陽全景が見える倍率では点にしか写らない。
10cm太陽用反射望遠鏡で撮影
日面通過時のより大きい画像は太陽のページで見れます。
手軽に写せるデジタルカメラのおかげで、見つけるだけでも困難な水星に望遠鏡を向ける事ができた。
大きさ比較のため1週間前撮影の金星と並べた。惑星、太陽、地球の位置関係がほぼ同じため、同じ形に写っている。
自宅近くの公園にて撮影。
太陽の東から西へ移動して行く金星を張り合わせる。
地球から見た見かけの位置を東西を縮小して表しており、金星の軌道がこんなに傾いているわけではない。期間中同一機器、
同一方法で撮影。
日中に肉眼で見つける金星は青空にあいたピンホールのように小さな光る点に見える。
電子導入装置を使わず(持っていない)目盛環のみでも体験すれば、さほど労せず導入できる。
シーイングによる金星の写り方比較
7.6cm屈折望遠鏡 Nikon E4300 露出1/15秒 コリメート撮影
左:2007年4月14日撮影。気流の影響で像の揺れが大きい。1コマ生画像。
中:4月14日撮影の中から像の乱れが比較的少ない5コマを加算平均。
右:気流の乱れが少なかった4月28日撮影の5コマを加算平均。輪郭がきれいに写っている。
火星
/ Mars
データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, 2x バローレンズ+1.4x テレコンバータで拡大 Pentax Q7, RegiStax6
2022年の接近は天気と気流の良い日に多くめぐり会えた。
データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, Borgコンパクトエクステンダーで約3倍に拡大。 Pentax Q7, RegiStax6
2018年の接近ではダストストームで表面模様ははっきりとは見えなかったが 2020年は模様が良く見えた。下の2018年画像とほぼ同じ火星経度が見えていた 10月6日の画像を掲載。
2020年火星の組写真 (79kB)データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, Borgコンパクトエクステンダーで約3倍に拡大。 Pentax Q7, RegiStax6
15年ぶりの大接近。久しぶりに大きな火星像を見ることができたが、 火星面のダストストームで表面模様ははっきりとは見えない。
データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, Borgコンパクトエクステンダーで約3倍に拡大。 Pentax Q7, RegiStax
2014年4月9日23h35m (JST)
大シルチュスが正面に来ている。(画面下が北)デジタル一眼の動画機能で撮影。
データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, Borgコンパクトエクステンダーで約3倍に拡大。 露出1/60sec. 190画像コンポジット, RegiStax
2009年12月より火星の撮影を試みるが晴れると冬型気圧配置で気流が悪い。
冬型が緩むと曇りで、なかなか満足に撮影・観察ができない。
気流の良い日は澄んだ空気で眼視と同じような発色に写せた。
北極冠と火星北半球の表面模様「アキダリウムの海」が眼視で確認できた。(画面下が北)
データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, LA4.8mm+Nikon P5000コンパクトデジタルカメラにてコリメート撮影。 露出1/4sec. 7画像コンポジット+ RegiStax
2007年12月の火星接近を10cm屈折で撮影。
共通データ:Vixen ED103S, GPD赤道儀, LA4.8mm+Nikon E4300コンパクトデジタルカメラにてコリメート撮影。
露出1/4〜1/8sec. 5画像コンポジット+ RegiStax
火星の北極を下に向け、同一拡大率で配置。(2008年3月 記)
2005年火星接近
同一拡大率で撮影。撮影法、機材、画像処理は2003年と同じ。
2003年、大シュルティスだけでも写れば… と撮影に臨んだら日々模様の変化を観察できるほど写った。
模様の変化がわかるぶん木星より写しがいがあった。最接近の週が天気不良で観察できなかったのが残念。
他に比べ写りの良くない日のは透明度が悪く、元画像が露出不足のため。
大口径機に比べシーイングの影響を受けにくいので、晴れていればたいてい撮影できた。
接近の期間中、同一機器、同一撮影法で続けた。
火星大接近といっても月のクレータ1つの大きさにしか見えない。
火星の近くに月がある日に同一拡大率で撮影。
火星が良く見える予感のする日は早く寝た。夜半過ぎに起きて望遠鏡を持ち出し、観望・撮影、また寝て朝起き、出勤していた。
良く見える夜はあたかも宇宙船の窓から火星を見ているような気になっていた。
惑星ぜんぶ見ようよ 2007
2007年6月より1年間開かれているキャンペーンに自分なりのルールを作り参加した。
その内容は、・自宅または町内から見て撮影する。・デジタルナビゲータは使わない(持っていない)。
・肉眼で見つける(天王星と海王星は双眼鏡を使った)。・まとめ見はしない。見やすい季節まで待つ。
マイペースで6月に水星を目視確認、10月に火星確認の申請をしてゴールドマスター認定書を受ける。 認定番号g00201