夕方近く森からロッジに帰る途中、バードウォッチングの一行と出会う。ここパプアニューギニアは極楽鳥をはじめ珍しい鳥が多いことでも有名だ。いっとき蘭を忘れ空を見上げて極楽鳥を探す。遠く高い枝に極楽鳥の姿を発見!(写真ではちょうど真ん中あたり)現地の人に教えてもらわないとわからないが、確かに長い尾を持つ極楽鳥が枝に止まっている。飛び立つまでの間皆息をこらえてじっと見つめている。不思議な静寂・・・。
ロッジにもどって敷地内をぶらぶらしていると、大きな蛾が羽を広げてとまっていた。こんな大きな蛾は見たことがない。なんとなく気味が悪いが、これも異国ならではだ。 森の中で見つけたフロックスタイプのデンドロ。国内で育てられた株とは大違いだ。生命を謳歌しているようなたくましさのようなものを感じる。 現地の案内人が樹の上部の比較的日当たりの良い場所にcuthbertsoniiをみつけてくれた。バイカラーのカスバだ。バイカラーのカスバは自然界では珍しいものかと思っていたが結構いろいろなところで見つけることができたのは意外な気がした。
同様に樹の上部の又のところに赤いカスバの大株が着生している。
カスバの大株。花も大きい。こちらで見たカスバはどれも花が大きかったが、個体差という言葉だけでは片付けられないような気がする。人工的な環境と自然環境のいかんともしがたい差によるところも大きいのではないだろうか。 枝のあちこちにカスバが着生している。着生している場所から推測すると比較的陽のよくあたるそして風通しの良いところを好むようだ。 バイカラーのフロックスタイプのデンドロ。この手のデンドロは樹の下の方の比較的薄暗い場所で多く見られた。一本の樹でも高さにより植生が分かれているのが良くわかって興味深い。