8月下旬。はじめての自生地訪問となるニューギニアの首都にある空港。何ともいえない興奮と少しばかりの不安で空港に降り立った。
首都にある国会議事堂。どことなくニューギニアの雰囲気を感じさせる。町は想像していたより近代的だ。 ポートモレスビー近くの蘭のコレクターのお宅を訪問した。低地性のデンドロが無造作に置かれているが、どれもよく育っていた。 そこにあったデンドロ。名前はわからなかったが、ラトゥーリア亜属のデンドロビウム。
最初の夜は近くの村で現地の村人と食事をとることとなった。夕焼けがとてもきれいで思わずシャッターをきった。空気が澄んでいるせいかことのほか美しく見えた。 村を訪れると、長老と思しき村人が祭りの時の装いで迎えてくれた。 村の女性たちが夕食の準備をしてくれていた。「ムーンムーン」という食事で、鳥、米、バナナ、芋などを石焼で蒸したもので、なかなか美味であった。 本来の目的地であるMt.ハーゲンへ。標高は約1,500mで首都と違ってニューギニアにきたことを実感する。ポートモレスビーに比べると涼しく高原の爽やかさを肌で感じる。
近くの子供たちが寄ってくる。
カメラを向けると無邪気に笑顔を振りまく。どこへいっても子供たちは同じだ。
空港から1時間ほど車でいったところで森に入る。(標高2,000m)現地のガイドは口笛を吹きながらどんどん行くが、われわれは急な獣道の坂を恐る恐る降りていく。周りの苔むした樹木にはセロジネ、バルボなどがたくさん着生していた。デンドロのディカエオイデスの大株もみられた。
(写真がなくてすみません。)
ロッジに向かう道路の比較的日当たりの良い崖には背の高いデンドロらしき蘭やバルボ、カデティア、デンドロキラムなどが見られた。 この時期花が咲いていなかったのが残念。