アンデスを越えてTarmaの町に入り、ホテルに立ち寄ったあと夕方アリアスの農園に向かった。農園のまえの道は狭い田舎道で、我々はその少し手前で車を降りてそこから歩いて温室へ。途中に大きなサボテンの群落が目に留まった。標高2500m。
ちょっとお洒落な門構えの建物が見えてきた。近くには小川が流れている。当日は夕方であったのでほんの1時間ほどで、翌日再びここを訪れた。 温室は全部で3棟。温室そのものは寒冷沙で覆っただけのような粗末な建物だが、かえってそれが自生地の環境をそのまま取り込めていいのだろう。 温室に入って真っ先に目に飛び込んできたのがTelipogonだった。これには驚きを通り越して思わず絶句!
まさに「Telipogonの畑」だ。
広い温室の中はマスデ、プレウロなど例のクールタイプがぎっしり。どこから見ていいのか頭の中は真っ白だ。見たこともないようなマスデもある。 鉢にはほとんどラベルがない。ひとつひとつにラベルを挿す手間を省いているのか、同じ種は一鉢だけラベルが挿してあった。従業員に聞かないとさっぱりわからないのだが、従業員はスペイン語しか話せない。花の名前は通じるのであとは身振り手振りだが何とか意思疎通はできるものだ。 Trisetella Cochlioda
別の棟にはMasd.davisiiがたくさん花をつけていた。 Epidendrum。どれも見事なまでに良く咲いている。 アリアスや従業員たちが我々の購入した株のラベル書きなど株の整理をしてくれていた。果たしてこれらが再び日本で咲いてくれるだろうか。このあと、この場所で昼食をご馳走してくれた。 ここの従業員の子供なのだろうか。犬と遊んでいる姿がとてもかわいくほほえましかった。
(次回はこの温室で咲いていた花を紹介します)