5月上旬。ゴールデンウィークの最中にペルーに向けて日本を出発した。エクアドルのときと同様、アメリカのヒューストン経由だ。成田を飛び立ってここまで12時間。2時間ほどの乗り継ぎ時間ののちに夕刻リマに向かった。
(ヒューストン上空からの様子)
リマまでは6時間の空の旅だ。飛び立って1時間ほどだろうか、窓から夕日が見えた。飛行機から眺める夕日もまた格別だ。 リマの空港には予定通りに到着。空港には今回、われわれ一行を案内してくれたMr.Ariasが出迎えてくれていた。Ariasは72歳でペルーの蘭の第一人者であり、蘭園も経営している。その後、車で30ほどで市内のホテルに到着。現地時間で夜中の12時を回っており、自宅をでてから28時間ほど経っていた。 翌朝、Ariasが迎えに来てくれて彼の自宅に向かった。昼のランチを積み込むためだ。車も多く、なんとなくゴミゴミしたほこりっぽい街だ。そして運転マナーは悪く、あちこちでクラクションの音がなっていた。
ホテルをでて30分ほどでAriasの自宅に到着。リマ市内でもいわゆる「高級住宅街」なのだろう。ここのブロックに入る道の入り口には鉄格子の門があり、守衛が立っていた。やはり治安は悪いようだ。その門から100mほど行ったところが彼の自宅だ。まさに豪邸だ。品の良い奥さんが出迎えてくれた 家に入ると立派な応接室があった。ここでランチなどの積み込みが終わるまで待たせてもらうことになった。 庭には蘭の温室があった。広さは6坪ほどだろうか。何があるか興味津々で中を拝見した。 中はほとんどがカトレアであり、カトレアに関心のない私にとってはちょっとがっかりだった。植え替えしている様子もなく、無造作に置いているような感じだった。おそらく放っておいてもちゃんと育ってくれるのであろう。