川をのぼり、マナンバトで船を降りる。まっ青な空と真っ白い砂浜そして澄んだ水が目に眩しい。
ここからバスで自然保護区のペリネへ向かう。途中ライチの大木があちこちにみられ赤い実をたくさんつけていた。ライチの原産地は中国だが、遠くマダガスカルにもあったというのは意外であった。 道沿いの食料品店。都会を離れた村ではこうした風景があちこちで見られる。いかにものどかでおだやかだ。何十年も昔に戻ったような気分になると同時に何故かほっとした気分になる。 ペリネの自然保護区の入り口。自然保護区ということで多くの蘭にめぐり会えるという期待で胸が膨らむ。
保護区の中は歩道も整備されており、歩くには楽だが、逆に蘭を期待する気持ちからするとやや不吉な予感が・・・。薄暗い森の中に入るとエランテスらしき蘭が樹に着生していた。 こちらはアングレカムだ。株は小さいが白い花をつけていた。 バルボもしっかり樹についている。どんな花が咲くのだろうか。咲いている花をみるのも楽しいが、花を想像するのもこれまた楽しいものだ。 ある程度人の手が入っているからか、あるいは多くの人たちがくるからであろうか、蘭は少なく期待はずれであった。翌日は近くの森に入ることになっているのでそちらに期待ということで公園をあとにした。