マダガスカルをあとにして帰国の途につく途中、レユニオンに立ち寄った。ここはマダガスカルから飛行機で約2時間のインド洋に浮かぶモーリシャス諸島の近くの島だ。フランスの海外県で人口は約80万人。フランスの人たちのリゾート地となっているせいか、マダガスカルとは町の様子はまったく異なりいかにも欧風の洒落た町だった。写真はホテルの部屋からの風景。
ここはもともと蘭目当てではなかったが、翌日山で蘭が見られると言うことでガイドの案内で山へ向かった。車で約1時間の標高1500mの場所で、日本で言えば軽井沢のような避暑地のようであった。ガイドにつれられ遊歩道のある森のなかに入るとそこにはいたるところにアングレカムなどの蘭が着生していた。 こけむした樹木にはバルボなどが着生していた。道なき道のジャングルを歩いているわけではない。遊歩道の両側の木々に蘭がたくさん着生しているのだ。 シノルキスがピンクの花を付けていた。そのすぐ近くにはアングレカムの類が着生していた。期待もしていなかっただけにとても得したような気分だ。