夕方4時すぎ4WDの車に分乗してバオバブ見学に出かけた。夕方とはいえまだ暑い。車の窓からの風は乾燥していて心地よい。町を抜けしばらくいくと地元の人たちが「聖なるバオバブ」と呼んで信仰している巨木が目に飛び込んできた。
森の中に入り近づいてみる。直径4mはあるだろうか。樹齢800年位だとガイドが教えてくれた。樹の根元には村の人たちが供えたのであろうか、供え物が置いてあった。ところが、驚いたことに2年ほど前にこの巨木は枯死倒木したとのことだ。周囲を水田にしたための根腐れが原因らしい。村人たちはどんな思いでこれを受け止めているのだろうか。 しばらくいって舗装道路を左折するとそこはひどい悪路だ。前日に降った雨のせいかところどころに大きな水たまりがある。4WDの理由に納得だ。車の中で飛んだりはねたりすること30分ほど。あたりが開けてきた。突然、本やTVなどで見た光景が飛び込んできた。「これぞバオバブの世界!」別世界に迷い込んだような気分だ 村人が鶏をぶら下げて歩いている。日本で見たらおそらく目を背けたくなるような光景だが、ここでは何の違和感もない。まさに生活そのものなのだ。
大きなカタツムリ。「国が違うとカタツムリまで・・・」などと思いながら、思わずシャッターを押してしまった。 バオバブは次回たっぷりご紹介します。