シンガポールを経由してやっとマダガスカルの首都アンタナナリボ空港に到着。日本を出発して約20時間。やはり遠い。時差は6時間。
市内は坂が多い。アフリカに近いが街の人々は黒人とともに東洋系の顔立ちの人たちも多い。言語は以前フランスの植民地であったことからフランス語が公用語となっている。 市内のあちこちに南米原産のマメ科のジャカランダの大木が見られた。ちょうど花の時期で紫色のきれいな花が満開であった。「紫の桜」ともいわれるごとく見事だった。 到着した日は市内の蘭園めぐり。最初は最近まで精神科医であったというマダムマララの蘭園。白い立派な豪邸の敷地内に細い丸太で囲われた小屋のようななかで蘭を栽培していた。
そうした小屋がいくつもあって、アングレカムなど当地の蘭を栽培している。
マダムは自宅で我々に手料理をご馳走してくれた。
ほとんどの株はコルクなどに付けていたが、水が少ないのか現地のわりには株の状態はいまいちであった。 近所の子供たちがよってきて敷地内で捕まえたのかカメレオンをもってきて我々に見せてくれた。マダガスカルにきたことをあらためて実感。 街を少し離れると赤茶けた大地が広がる。
次回はアンタナナリボ近郊の山で自生していたシノルキスを中心に紹介します。ピンクのきれいな花に感激・・・



2軒目は坂のうえの民家の狭い路地を入った蘭園「レミ」を訪問。そこからは市内を一望することができた。 どこで蘭を栽培しているのかと思えるような場所で、狭い通路の両脇に蘭が所狭しと吊り下げられていた。 株の状態はこちらのほうが良いように思えたが、どちらも日本の蘭園とはまったく異なり十分な手入れをしているとは思えなかった。現地であればそれも当然か・・・。