昼食後、小雨の降りしきる中川沿いに森のなかに入る。早速ヒルツが川にせり出している樹の幹にマスデをみつける。polystictaだという。期待に胸がふくらむ。 ほどなく行くとマスデバリアが着生していた。こうしたところにはいたるところにマスデがあるものと思っていたが、プレウロやステリスはたくさんあるのだが、なぜかこの先マスデはあまり見られなかったのが残念だった。 .マスデバリアのpicturata。ぼけてしまったが奥のほうに花がみえる。
ぬかるんだ地面に雨。そうした中で蘭を探す。シルトキラム、プレウロ、マキシなどが着生しているのが見られたが、正直言って写真どころではなかった。
樹の幹にはびっしりとコケが生えていてまさに蘭には絶好の寝床なのだろう。 翌朝、案内をしてくれたクエンカ大学のサンチェス博士の蘭園を訪問した。ビニールハウスが3棟あって、その中に当地の蘭が所狭しと置かれている。
テリポゴンもよくそだっていた。日本ではほとんど見られないが、水の入った素焼きの円筒形の器にテリポゴンをつけて栽培していた。面白いアイデアだ。早速その器をわけてもらって日本でテリポゴンとレパンテスで試しているが、レパンテスは調子がよい。いろいろなレパンテスをつけているので鑑賞的にも面白い。今度BBSででも紹介してみたい。 これもアイデアだ。鳥かごのようなものに小さなヘゴ付けの蘭をぶら下げている。スペースが有効に活用できていつも置き場探しに苦労しているものにとってはありがたい。このアイデアも早速いただきだ。