夕刻遅くクエンカ市内のDr.サンチェスの自宅を訪問。彼はクエンカ大学の教授で自宅近くに蘭園をもっていて、当地の蘭を数多く栽培していた。
(蘭園の様子はあとのシリーズでご紹介します。)
この写真は自宅の庭の様子で、庭木のあちらこちらに無造作に蘭を吊り下げていた。
クエンカ市内のホテル。豪勢さはないが庶民的でアットホームなホテルであった。標高は2400m 山に入る前にホテル近くを散策。真っ青な空と白い教会。そのコントラストは何ともいえず、異国の地に来たことを実感させられた。 Dr.サンチェスの案内でホテルを出て約1時間。標高約2700mの道沿いの崖を登る。気温20℃。Oncidiumらしき蘭が着生していた。
そのすぐ近くには大型のPleurothallisが群生していた。さらにはTelipogonの近縁属であるTrichoceros antenniferが花を付けていた。
(写真がなくてすみません)
Elleanthusもプレウロの近くに自生していた。
陽の良く当たる斜面で乾燥しきっているように見えたが、道の反対側には小さな川が流れており、おそらく夜間から早朝にかけては十分な湿度が得られているのだろう。
少しはなれたところには別のPleurothallis(おそらく pictaと思われる)が黄色い花をつけて満開であった。見事! 歩き回ったのはごく限られた範囲ではあったが、そこだけでも多種多様な蘭が自生しており、自然の迫力に圧倒される思いがした。