道路に面した崖に滝が流れていた。日本なら何か名前が付いても良さそうな三段の滝だ。 滝から流れる川のほとりで昼食をとることとなった。ついでに採取した蘭の泥をとるのにもこの川はうってつけだった。 昼食後、あたりを見回したが蘭らしきものはない。ところが滝の横の崖にオレンジ色の花を発見。「もしや」と思いDr.Hirtzに確認すると、思った通りbesseaeだという。まさかこんなところでbesseaeを見ることができるとは・・。一昔前は幻の花といわれた花だ。(写真上部のオレンジ色の花)
ほぼ垂直の崖でとても登ることも近寄ることもできない。ズームレンズを最大にしても200oではこれが限界だ。それも手ぶれしてしまって・・・。
その近くにもbesseaeだ。こちらは花が二輪ついているのがわかる。滝をはさんで反対側にもオレンジ色の花が見えた。滝のすぐ近くでおそらく水しぶきがかかるような場所だ。崖の斜面で陽もよく当たる風通しも良い場所だ。besseaeの自生環境を目の当たりにできたのはとてもラッキーだった。 Phragmipedium besseae
強烈なオレンジ色の花は初めて紹介されたときは非常にセンセーショナルであった。(この写真はギャラリーに掲載されているものです)