4月下旬。日本を出発してアメリカのヒューストンを経由して赤道直下の国エクアドルへ。おおよそ24時間。エクアドル第2の都市グアヤキルについたのは夜中の0時をすぎていた。翌朝、グアヤキル市内を観光。
グアヤキルは港町でガラパゴス諸島への拠点でもある。灯台のある街の高台にあがるとグアヤキル市内が一望できる。さすが南国で気温も30℃を超えて蒸し暑い。 高台にあった日時計。いつの頃から使っていたものか・・・ 市内を走る路線バス。スペインの植民地時代が続き、言語はスペイン語だ。
グアヤキルからいよいよアンデス高地のクエンカに向かう。途中、道端で果物や花を売る店に立ち寄る。
日本ではみたこともない果物も店には並んでいた。
道路脇ではコーヒの実を乾燥させていた。エクアドルではコーヒーも主要な輸出の農産物だ。 低地ではバナナのプランテーションが広がっていた。エクアドルの主要な農産物はバナナで輸出量も世界一とのこと。Dr.ヒルツの話ではプランテーションになる前はこのあたりにはボレアなどが自生していたらしい。 車は一気にアンデスの山を上っていく。途中、エピデンのラディカンスの橙色の花が車窓から確認できた。標高3000m近くになると天気は一転して霧のなか。まさに雲霧林だ。車はさらにのぼり標高4000m地点へ。雲霧林をつき抜けると再び青空が広がる。外へでるとさきほどの蒸し暑さはうそのように涼しい。
そして何よりも息が苦しい。
標高4000mに咲くエピデンドラム。はじめてみるアンデスの蘭に感激。ヒルツも名はわからないといっていた。低地に咲くラディカンス。そして高地にも。エピデンの自生地が広範囲にわたっていることが実感できる。
近くの道端にもこのエピデンが群生していた。はじめて経験する高度に息が弾んでカメラもぶれてしまった。 さすがにこの高度では蘭も少ない。かわりに色とりどりの高山植物が咲き乱れていた。 一見メディオカルカーに似ているがこれも高山植物。