パフィオがあるという場所にガイドが連れて行ってくれた。そこはゴルフコースの外周道路脇の小さな川の近く・・・。 半信半疑ながら草むらを注意深くかき分けて進むと、いかにもパフィオといった葉が目に飛び込んできた。ガイドの話は本当だった。 そのあたりを落ち着いて見てみると花茎を伸ばし、蕾を付けている株もあった。 さらにその近くには、パフィオが凛として花を咲かせていた。javanicumだ。
自生地のパフィオを見ることは期待していなかっただけに感激した。いろいろな角度から夢中でシャッターを押したことを今でも鮮明に記憶している。 少し離れた場所でも花が咲いていた。花命が長いので、こうして花を見ることができたのだろう。ここのパフィオが採取されることなくいつまでもここで生き続けてほしいと願っている。 ここの草むらをずっと見て回ったが、パフィオは他では見ることができなかった。本当に限られた場所だけに身を寄せ合うように自生していたのがとても印象的だった。ここにはNepenthesも自生していた。 ボルネオには多くのNepenthesが自生している。短い滞在期間ではあったが、それでもいくつかのNepenthesを見ることができた。