


カホンの弦交換方法



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現在発売しているPARKAカホンの弦が切れた場合等に弦を交換する方法です

※ 一部のカホンでは以下の通りに行えないモデルもあります

◎ 準備する物

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・新しい弦
ギターの6弦(太い方の弦)を使用します。
6弦と言っても色々な太さ(ゲージ)があり、固くて太い程パワフルな音になります。
・プラスドライバー
PARKAのカホンは2番(No.2)というサイズのドライバーを必ずご使用ください。
・ニッパやペンチ
余った弦を切ります。
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◎ 打面を外す

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始めに、打面を止めている全てのネジを外します。
(ちなみに、電動ドライバーがあれば楽に短時間で外す事ができます。この場合も、No.2というサイズのビットを使ってください。)
ネジ山が潰れないように、慎重に行ってください。

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◎ 弦を外す

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打面が外れましたら、弦をカホンから外します。
弦は、上部は直接ネジ留めされ、下部は弦調整ネジに巻き付けてあります。

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始めに、カホンの底にある2本の弦調整ネジを緩めて外します。

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弦調整ネジで留まっていましたテンションバーが外れ、これで下側の弦が外れました。

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次に、上側を外すため、弦を固定しているネジを外します。
弦は、一方はネジ留め、もう一方は小さなエンドボールが付いており、内側で引っ掛けて取り付けてあります。ですから、ボール側は、上から引き抜く事が出来ません。
始めに、外側のネジ留めされていた側を上から引き抜き、ボールが付いている側は中から引っぱり弦を外します。
逆側も同様に外して、弦を全て取り外します。
面倒な場合は、弦の途中をニッパで切りますと抜きやすいです。

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◎ 新しい弦を張る

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弦を取り外しましたら、新しい弦を張ります。
外した時と逆手順で張って行きます。
まず、ボールの付いていない細い側を、赤文字で「V」もしくは「W」と書いてある穴に中から通します。穴は箱の内側で見えないので、探しながら通してください。

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上側に弦が出て来ましたら、外側の穴に今度は上から通します。

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この時、弦の長さは、下部の板の辺りまで来るぐらいにします。
板まで来るようにしませんと、弦が短いために調整ネジに巻き付ける事が出来ません。
逆に、長めにしますと、調整ネジを目一杯締めても適度な張りに出来ません。

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上部に弦をネジ留めします。

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ドライバーに弦を通して、たるみが無い程度に張り、指を使ってドライバーの軸に這わせてネジに沿うように形を作ります。

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調整ネジに弦を巻き付け、テンションバーの上を弦が通るようにネジを填めます。
両側行い、弦をある程度張ります。

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調整ネジを締めて行くのですが、そのまま締めますとネジに巻き付いている右側の弦のピッチが高くなります。それを防ぐ為に、右側をちょっと持ち上げながら張って行きます。左右で音のピッチが同程度になるように、高い方は弦を押したり引っ張ったり等して左右でピッチを大まかに合わせて行きます。
もう片方も同様に行い、全ての弦のピッチがある程度同じぐらいに調整します。
個人的には、この時点では全ての弦をとりあえずギターの6弦のEぐらいのピッチにしています。
この作業が少々大変ですが、やっておきますと後々楽です。

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ネジ留めして余分な弦はニッパで切断します。

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◎ 打面を取り付ける

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弦を張り終えましたので、最後に打面をネジ留めしていきます。
留める場合は、電動ドライバーは使用しない方が良いです。ある程度まで締めて行くのは良いですが、最後は手締めにします。
電動ドライバーは大きな力で締めて行きますので、打面にネジが入り過ぎるためお勧めしません。
ここでも、ネジ山を潰さないようにネジ留めは慎重に行ってください。

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◎ 弦の調整

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最後に、弦の調整をします。
底の弦調整ネジで打面への弦のさわり具合を調整します。弦の音がタイト気味でしたらネジを緩めます。ジャラジャラ緩み過ぎの場合は、逆にネジを締めます。
一度にたくさん回さず、少しずつ行うのがコツです。ちなみに、ネジを回しました際に、最後に少しだけ戻すようにしますと良いです。
※ 打面を叩いた時に、弦がピーンと鳴る場合
カホンを叩いている際に、ピーンと言う嫌な音が出る場合があります。
これは、弦がうまく打面に密着せずに、一部分が打面からほんの僅かに浮いているために起こる現象です。
どの弦のどの辺りが原因かを、サウンドホールに手を入れて、中から弦を指で押さえながら打面を叩いて調べます。指で弦を押さえて、ピーンという音が消える部分を中からテープで留めます。
見えない部分ですので行い難い作業ですが、大体の位置でも大丈夫です。
ちなみに、一カ所の場合もありますし、複数箇所の場合もあります。音に集中してじっくり行うと良いです。
使用するテープは何でも良いです。
粘着力の高い布ガムテープですと、かなりしっかりと弦が押さえられますが弦の効果が小さくなります。逆に、粘着力の低いテープですと、程々の抑えで弦の効果は割合に残ります。
お好みでテープをお選びください。
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弦の交換&調整はうまく出来ましたか。
では、カホン楽しんでください。

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